鎌倉にオープンしたカフェが話題 こだわりは甘酒、元ラグビー日本代表主将が仕掛け人
古都・鎌倉にオープンしたばかりのカフェが話題を呼んでいる。甘酒や発酵食品を使ったヴィーガンメニューを提供する「CAFE STAND BLOSSOM」。古刹・長谷寺や鎌倉大仏のすぐそばに拠点を置き、新たな挑戦に乗り出したのが、元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗さんだ。
幅広い活躍をする廣瀬俊朗さんが「CAFE STAND BLOSSOM」オープン
古都・鎌倉にオープンしたばかりのカフェが話題を呼んでいる。甘酒や発酵食品を使ったヴィーガンメニューを提供する「CAFE STAND BLOSSOM」。古刹・長谷寺や鎌倉大仏のすぐそばに拠点を置き、新たな挑戦に乗り出したのが、元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗さんだ。
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引退後はラグビーやスポーツの普及活動に励みながら、スポーツやアスリートが持つ価値を社会で生かす方法などを模索。多様性や共生社会の実現、環境問題、衣食住など幅広いトピックスにアンテナを張り巡らせ、フットワーク軽く活動している。
元ラグビー選手とカフェ。意外な組み合わせに思えるかもしれないが、廣瀬さんにとって「食」とは現役時代から大切にし続けてきたものでもある。
「アスリートは何を食べるかが大事だったので『食』にはむっちゃこだわっていましたね。トレーニングの量、質、目的によって、摂る食事は変わりますから。ただ、海外遠征に行った時はお味噌汁や漬物、納豆が恋しくなり、日本の食べ物の素晴らしさを感じていました。日本にいると当たり前過ぎて、感じられないんですけどね」
現役を退いた後、味噌汁好きが高じて味噌、そして発酵食品について学びを深めた。独自の取り組みや興味深い挑戦をする人に会うため、日本各地を訪問。その中で米と麹から作られる甘酒に出会い、その可能性の大きさに心を掴まれた。
「甘酒ってお正月に飲むくらいのイメージでしたが、実は体にすごくいいもの。『飲む点滴』と呼ばれるくらい栄養豊富で、ビタミン類や食物繊維、オリゴ糖などが含まれています。米から生まれた自然な優しい甘さで、砂糖の代わりに使うこともできる。コクもあるし、本当に美味しいんですよ」
カフェでは魚沼産コシヒカリの糀甘酒のほか、スムージーやラッシーといった飲み物、あんバターサンドやクリームあんみつ、マフィンなどの食べ物にも、砂糖の代わりに甘酒が使われている。メニューは「体への負担が少なく、あらゆる人たちが楽しめるように」と植物由来の食材を使ったヴィーガンスタイルだ。
中目黒でカフェを営むフードプランナーの大皿彩子さんと大淵由貴を中心としたメニュー開発には廣瀬さんも参加。各地で出会った人や名産品から得たヒントが盛り込まれ、シェフとして働く弟のアドバイスも生かした。廣瀬さんのオススメは「甘酒あんバターサンド」と「BLOSSOMオーツミルクラテ」。オリジナルブレンドコーヒーとオーツミルクをまろやかにつなぐ隠し味として甘酒が使われている。