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「でも、まだアジア」 W杯決勝365日前、主将・熊谷紗希が語った“なでしこの現在地”

熊谷はオリンピック・リヨンで在籍6シーズン目を迎える【写真:Getty Images】
熊谷はオリンピック・リヨンで在籍6シーズン目を迎える【写真:Getty Images】

リヨンで迎える6シーズン目「最高のシーズンにしたい」

 オリンピック・リヨンで在籍6シーズン目を迎える熊谷。日本でのつかの間のオフで英気を養い、9月からまた新たな挑戦がスタートする。

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「これだけ経験をしていたら、1年間どんな生活をして、どんな風にやっていこうということがある程度見えているじゃないですか。

 でも、それでも、一番良い6年目にしたい。リヨンでまた新しくできることも絶対あるだろうし、だからトレーニングもやめないし、新しいことも色々とやってみようと思う。

 優勝したときの嬉しさは、何度経験しても、その年その年で新たな自分の戦いがあったから、それぞれに嬉しい。メンバーも毎シーズン変わるし、本当に毎日、毎年が戦い。苦しいこともありますけど、それを乗り越えたときの楽しさを知っているから、毎日、本当に楽しいです」

 第2の故郷・フランスで行われるW杯で再びトロフィーを掲げるために。日本が世界に誇るディフェンダーは、楽しみながら成長し、そのプレーでなでしこジャパンを牽引する。

(山田 智子 / Tomoko Yamada)

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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