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希代の名ドリブラーから驚異の長寿選手に… カズが描いた“生き残る術”

25歳でアジア最優秀選手を始め、個人でもチームでもタイトルを独占していた三浦知良(カズ)は、選手生活の長寿をまったく想像していなかった。

25歳のカズは想像していなかった―

「経験てなんだと言えば、相手の嫌がることを考えながらやるということ」―三浦知良

 25歳でアジア最優秀選手を始め、個人でもチームでもタイトルを独占していた三浦知良(カズ)は、選手生活の長寿をまったく想像していなかった。

「ボクみたいなプレイヤーはキレがなくなったら終わりだから……」

 思い直して繰り出すジョークが印象的だった。

「でも今がピークだなんて思わない。もっと良くなることを信じてやっているから。一応2002年ワールドカップまでは頭にありますよ。オレがリベロで、カリオカ(ラモス瑠偉)はストッパーかな(笑)。ワールドカップは目標だけど、出たらまた次の目標が出来るだろうし、ずっと目標は上にあって到達することなくサッカーも終わるんじゃないかな。人生と同じですよ」

 当時2002年は10年後の未来で、日本代表はアジアカップを制したが、ワールドカップは経験していない。

 そしてそれから13年後にカズは語った。

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加部 究

1958年生まれ。大学卒業後、スポーツ新聞社に勤めるが86年メキシコW杯を観戦するために3年で退社。その後フリーランスのスポーツライターに転身し、W杯は7回現地取材した。育成年代にも造詣が深く、多くの指導者と親交が深い。指導者、選手ら約150人にロングインタビューを実施。長男は元Jリーガーの加部未蘭。最近、選手主体のボトムアップ方式で部活に取り組む堀越高校サッカー部のノンフィクション『毎日の部活が高校生活一番の宝物』(竹書房)を上梓。『日本サッカー戦記~青銅の時代から新世紀へ』『サッカー通訳戦記』『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(いずれもカンゼン)、『大和魂のモダンサッカー』『サッカー移民』(ともに双葉社)、『祝祭』(小学館文庫)など著書多数。

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