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村田諒太VSゴロフキンの成果は「想定以上」 Amazonプライム・ビデオのスポーツ界への挑戦

「THE ANSWER」のインタビューに答えたプライム・ビデオのジャパンカントリーマネージャー児玉隆志氏【写真:荒川祐史】
「THE ANSWER」のインタビューに答えたプライム・ビデオのジャパンカントリーマネージャー児玉隆志氏【写真:荒川祐史】

国内で圧倒的シェア獲得も、未開拓だったスポーツ領域

「Amazon プライム・ビデオ」は日本では2015年9月に定額制動画配信サービスを開始。全世界2億人以上の会員数を誇り、月会費500円、年会費4900円で1万以上の作品を視聴できる。

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 2021年にメディア・パートナーズ・アジア(MPA)が2021年10月に公表した調査によれば、同年8月末時点での日本の定額制動画配信の有料会員数は4400万人。シェアはAmazon プライム・ビデオ33%(Netflix14%、Hulu6%)だったという。

 これまでは映画、ドラマ、バラエティ、アニメなどエンタメコンテンツが中心。スポーツは未開拓の領域だった。

「我々も海外では先行して、スポーツを配信していました。米国ではアメリカンフットボール、フランスではテニスの全仏オープン、英国ではサッカーのプレミアリーグなど。その国の皆さんが観たい最大公約に優先順位をつけ、ニーズにお応えしていくべき。ただ、映画、ドラマ、バラエティなどがありながら、スポーツという凄く大きな領域がすっぽりと抜けていた。本当はあって当たり前のものですが、日本でもやりたかったけど、なかなかコンテンツが見つからない、そういう状態でした」

 日本では野球・サッカーの2大スポーツが定着し、次いで季節性のある競技が普及している。その領域はすでに権利も押さえられ、“大衆向けのコンテンツ”はすなわち“地上波向けのコンテンツ”という見立てがあった。その中で、狙いを定めた競技の一つがボクシングだった。

「第1回をやるのであれば、中途半端なものはできない」という覚悟の下、目玉コンテンツとして水面下でさまざまな交渉を繰り返した。打診しては断られ、逆にもらったオファーを心苦しくも断ったこともある。本気だったから、妥協を避けた。スポーツ参入を画策してから2年以上が経過した。

 なかでも、ボクシングにはある魅力を感じた。

「日本ではメジャースポーツではないかもしれない。人気投票で『どのスポーツが好きか?』と聞けば、トップ10に入らないかもしれない。しかし、ボクシングが素晴らしいのは『村田―ゴロフキン』ならトップ10の上位に来るかもしれないこと。試合ごとにパワーが全く変わってくる。コンテンツとして凄くクリエイティビティが発揮できる。季節性が少なく、瞬発力あるイベントとして成立する。配信向けであり、我々のような後発の新しいメディアにもチャンスがある、と」

 村田―ゴロフキン戦は喉から手が出るほど欲しいコンテンツ。数か月にわたる交渉の末に契約をまとめた。

 先行してライブ配信事業を手掛けていた海外チームの知見、協力もあって、無事に成功。中継にとって、最も重大なインシデントである配信事故もなく、「映像が滑らかだった」という評価の裏には、多くの努力もあった。

「マストウォッチです。必ず観なければならないコンテンツだと言われていましたし、我々もそう信じて全力でやらせていただきました」

 信じた想いは、予想以上の成果で実を結んだ。

 一方で、スポーツの有料配信を巡っては、一部から「新規ファンの獲得チャンスを狭めるのではないか」という指摘もある。ただ、「Amazon プライム・ビデオ」は決して、その限りではない。村田―ゴロフキン戦の試合後、ある興味深いデータが得られたという。

(5日掲載の第2回に続く)

■Amazon プライム・ビデオ

 2015年9月に開始した定額制動画配信サービス。会員数は全世界2億人以上。月会費500円、年会費4900円(サービス開始日、会員費は日本のもの)。プライム会員は「プライム・ビデオ」のほか、Eコマースの配送特典、音楽配信などのサービスが利用できる。プライム・ビデオ ジャパンカントリーマネージャーの児玉隆志氏は慶大卒業後、ニューヨーク大でMBAを取得。地上波放送業界、ウォルト・ディズニー・ジャパンなどを経て、2017年10月にアマゾンジャパンに入社。日本における映像コンテンツ製作および買い付けの責任者を務める。公式サイト https://www.amazon.co.jp/PrimeVideo/

(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)

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