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羽生結弦、後世に語り継がれる江陵の記憶 “完璧を超える”名演で達成した五輪連覇

日本勢が1、2位を占める歴史的な大会に

 平昌で輝いたのは羽生だけではなかった。

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 宇野昌磨は、ショートプログラム3位で迎えたフリーは最終滑走。冒頭の4回転ループこそ転倒したが、そのまま崩れることはなく、4回転フリップを成功させるなど持ち直す。フィニッシュまで大きなミスをすることなく滑り切ると、フリーでも3位。総合2位で、羽生に次ぐ銀メダルを獲得した。日本勢が1、2位を占める歴史的な大会となった。

 3位にはハビエル・フェルナンデス(スペイン)。ソチ五輪ではわずかな差で4位と悔しい思いをしたが、その雪辱を晴らした。

 メダルを獲得した3人は、リンクサイドで肩を組み合い、互いを祝福した。皆、笑顔だった。安堵と喜びの込められた表情があった。

 その光景もまた、大会のハイライトの1つだった。

(松原 孝臣 / Takaomi Matsubara)

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松原 孝臣

1967年生まれ。早稲田大学を卒業後、出版社勤務を経てフリーライターに。その後スポーツ総合誌「Number」の編集に10年携わり、再びフリーとなってノンフィクションなど幅広い分野で執筆している。スポーツでは主に五輪競技を中心に追い、夏季は2004年アテネ大会以降、冬季は2002年ソルトレークシティ大会から現地で取材。著書に『高齢者は社会資源だ』(ハリウコミュニケーションズ)、『フライングガールズ―高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦―』(文藝春秋)、『メダリストに学ぶ前人未到の結果を出す力』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。

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