[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

田中将大の成功を渡米1年目で確信していた黒田博樹 打ち明けられた“ある悩み”とは

2013年に楽天で24勝0敗という衝撃的な成績を残し、鳴り物入りで渡米した右腕はメジャー3年目の今季、大きな飛躍を遂げた。ただ、当初からMLBでの成功を確信していた人物がいる。現広島の黒田博樹投手だ。

20161016_kurodatanaka

チームメートだった黒田が見抜いていた田中の「柔軟性」

 ヤンキースの田中将大投手は今季、メジャー自己最高の成績を残した。14勝(4敗)、165奪三振はいずれも3年目で最多。そして、特に価値ある数字となったのは、199回2/3というイニング数だ。シーズン最後の2試合で登板を回避し、メジャーリーグの先発投手にとって“超一流”の証となる200イニング到達こそならなかったものの、あと1/3イニングまで迫った。

 防御率3.07は堂々のリーグ3位。シーズン後半にはサイ・ヤング賞候補として米メディアから名前を挙げられるなど、タイトル争いにも絡んだ。現地では、ゴールドグラブ賞の最有力候補との報道も出ており、大きな注目が集まっている。

 2013年に楽天で24勝0敗という衝撃的な成績を残し、鳴り物入りで渡米した右腕はメジャー3年目の今季、大きな飛躍を遂げた。ただ、当初からMLBでの成功を確信していた人物がいる。現広島の黒田博樹投手だ。

「落ち着いてるし、周りに振り回されない、惑わされない強さを持っている。現時点ではそういう印象を受ける」

 2014年、2人はヤンキースでチームメートとして行動を共にした。メジャー7年目の黒田が“ルーキー”の田中を気遣う場面は、フロリダ州タンパでのスプリングキャンプから何度も見られた。練習の勝手が分からず、田中が右往左往することもあったが、黒田は初対面から約1か月の段階で、後輩右腕の印象を上記のように語っている。

 興味深いのは、この続きだ。すでにメジャーで大きな成功を収めていた黒田が田中を最も高く評価したのは、「強さ」の中にあった「柔軟性」。これこそが、海外で結果を残すための重要な条件だと話していた。

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集