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【THIS IS MY CLUB】 「勝つことよりも大事なことがある。僕はそこにこだわりたい」 八戸・上形洋介の覚悟

サッカーJリーグは6月27日にJ2が再開、J3が開幕、7月4日にJ1が再開する。サポーターにとっては待ちに待った瞬間を目前に、複数のメディアによって構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」はJリーグ全56クラブの主力選手、クラブ幹部、スタッフをインタビュー。「THIS IS MY CLUB - FOR RESTART WITH LOVE -」と題した企画で、開幕、再開を熱く盛り上げる。

ヴァンラーレ八戸のFW上形洋介【写真:(C)2014VANRAURE HACHINOHE】
ヴァンラーレ八戸のFW上形洋介【写真:(C)2014VANRAURE HACHINOHE】

中断中、胸に響いたサポーターからの声

 サッカーJリーグは6月27日にJ2が再開、J3が開幕、7月4日にJ1が再開する。サポーターにとっては待ちに待った瞬間を目前に、複数のメディアによって構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」はJリーグ全56クラブの主力選手、クラブ幹部、スタッフをインタビュー。「THIS IS MY CLUB – FOR RESTART WITH LOVE -」と題した企画で、開幕、再開を熱く盛り上げる。

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 THE ANSWERではJ3ヴァンラーレ八戸、FW上形洋介を直撃。昨季のチーム得点王は「今季はエゴイストになる」と宣言。昨季以上の得点量産でチームをJ2昇格へ導くつもりだ。

 ◇ ◇ ◇

「(2月以降)先が見えない状態が続いたので、リーグの日程が決まったときは素直にうれしかった。久々の全体練習でも選手間にコンディションの大きなバラつきは見られず、チームとしての戦い方を合わせる時間に(集中して)使えている。いい状態にあるのかなと思います」

 4月からの自主トレ期間を経て、5月25日に全体練習を再開したヴァンラーレ八戸。八戸での2シーズン目を迎えた上形は、開幕を1週間後に控え、チーム状況について穏やかな口調で話し始めた。

「全体練習ができない期間は、選手間で密に連絡を取り合い、互いが持つ知識を自主トレーニングに生かし、状況を共有してきた。チーム練習ができない分、個人の成長につながるトレーニングに向き合えたので、プラスになった期間だと思います」

 向き合ったのはそれだけではない。突然、「試合」という舞台を失ったことで、サッカー選手としての人生を改めて振り返る時間となった。恐らく、多くのスポーツ選手がそうであったように。

「人生の中心だったサッカーができない状況が続き、僕らがプレーできるのは当たり前のことではないと痛感した。改めてサッカーができる喜びを知ったし、感謝する気持ちを持つことが出来ました」

 大きかったのは、SNSを通して届いた、サポーターたちの声だった。『(試合がなくなり)何のために今を頑張っているかわからない』。その中の一つの言葉に、胸が震えた。

「確かに僕たち選手もツライ。でも、週末のサッカーの試合を見に行くことを楽しみに、毎日を頑張っている人たちも、ツライ想いをしているんだと感じました。

 僕のプレーで元気をもらえたという言葉は、これまでも何度か頂いていましたが、改めてサッカーは人に元気を与えることが出来るのだと知った。そのことで今まで以上に、スタジアムに足を運んでくれる人、テレビで観てくれる人たちのために、一試合一試合、全力で取り組もうという気持ちになりました。

 プロである以上、勝つことも大事。しかし勝ち負け以上に大切なこともある。僕はそこにもこだわっていきたい」

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長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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