[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

【サッカー】2人のエース、明暗分かれたワンプレー 大ピンチ一転、鮮烈速攻で同点の山梨学院初V

“襷”をエースにつないだ山梨学院が劇的逆転V

「センターバックの相方が主将なので、自分は目立たない。どこかで目立ってやろうと思っていた」と話した大石は、バウンドボールの競り合いから相手の主将がクリアしたボールを目の前でブロックして前進した。ゴール前へのラストパスに対して走り込んだFW鷲塚蓮(3年)は、スルー。フリーで背後から飛び出してゴールを奪ったのは「自分がボールを奪われた後のピンチだった。でも、隼人が上手く止めてくれて、自分が決めるしかないと思っていた。大石がうまく体を張ってくれて、横パスも冷静に見えていた。自分のところにボールが来て良かった」と話した山梨学院のエース宮崎純真(3年)だった。

 相手から奪い取った「ヒーロー」の襷が、4人の仲間によりつながれ、宮崎の手に渡った瞬間だった。1-1で迎えた延長戦、前半に宮崎のクロスがオウンゴールを呼び込んで逆転。優勝旗は、敗戦寸前だった山梨学院の手に渡った。2回戦で市立船橋(千葉第2)を破った際に「山梨学院の大会というか、自分たちが主役の大会にしたい」と話していた宮崎は、主役となり「有言実行になって良かった」と笑った。山梨学院は、良くも悪くも宮崎頼みの部分があるチームだが、エースにつなげば何とかなるという思いが詰まったスーパーカウンターアタックで勝利をもぎ取った。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集