[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

わずか0秒3差で全国逃した進学校女子 「悔しくて…」進路変更→常勝軍団で日本一に…次は東北大大学院で「乳酸菌」研究――名城大・力丸楓

卒業後は東北大大学院に進み、乳酸菌の研究に励むという力丸(左から2人目)【写真:山下大貴】
卒業後は東北大大学院に進み、乳酸菌の研究に励むという力丸(左から2人目)【写真:山下大貴】

来春から東北大大学院に進学 “本気の陸上”には区切り

 そして再び、進路選択の時を迎えた。

「やっぱり研究には興味があったので、大学3年生の時に大学院に進学したいと思いました。名城大の大学院に進むことも考えたのですが、地元に戻りたいという思いもあったので、東北大の農学部のいろんな研究室を見させていただきました」

 第1志望に選んだのは、東北大大学院農学研究科で「動物食品機能学」分野の研究室。乳酸菌に関わる研究に最も興味をひかれた。

 興味を持ったきっかけには、自身の競技生活も関係している。「私はもともと胃腸があまり強くなく、胃腸炎になることもあって…」。乳酸菌飲料「ヤクルト1000」を飲んだ際、睡眠の質が向上したと感じた経験もあった。身近な体験から乳酸菌への関心が深まった。

 競技と両立し、受験対策に励んだ。2月末からTOEIC対策を始め、求められるスコアをクリア。研究室訪問や専門科目の勉強も重ね、見事、第1志望に合格した。

 大学院で乳酸菌の研究の先に描く、具体的な将来像は決まっていない。ただ、漠然と思い描く方向性はある。

「せっかくなら、陸上を一生懸命やってきた経験を生かしたい。乳酸菌について勉強するので、アスリートの健康、もちろん一般の方もそうですけど、そこに寄与する研究とか、そういう職業に就けたらいいなと思っています」

 本気の本気で陸上に取り組むのは、大学まで。「この4年間で競技を第一に考える生活は終わり」と言う。

 ちなみに今年の全日本大学女子駅伝に東北大は32年ぶりに出場を果たした。大会には大学院生ランナーも出場できるが…。

「来年は楽しく走っていけたらいいかな。来年のことは来年考えます」

 今の目標は12月30日の富士山女子駅伝での2冠達成だけ。その先の陸上との向き合い方は、またあらためて考えていく。

(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
ABEMA
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集