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大学日本代表に器用すぎる二刀流 二遊間守る152km右腕支える“危機管理”「常に最悪の状況を」――大商大・中山優月

最速152キロの剛腕という顔もある中山【写真:羽鳥慶太】
最速152キロの剛腕という顔もある中山【写真:羽鳥慶太】

投打両方こなし「チームのために」大きな戦力になる二刀流

 大学日本代表は、11日から台湾で行われる新設大会「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ」に参加する。米国と台湾、韓国の同年代とぶつかる。米国と韓国は大学代表、台湾にはプロの若手選手も加わり、格好の腕試しの場だ。

 中山は内野手として登録され、日本出発前に行われた東芝との練習試合では本塁打も放った。ただ鈴木英之監督は「5連戦と日程が過密で、かなりハードな大会になると思う。中山君は投手としても起用するつもりで選んでいます」と、最速152キロ右腕でもある中山の起用法は、大会を勝ち進む上でのポイントになると考えている。

 今年4月、大リーグで複数球団を巻き込んだ議論が起きた。ベンチ入りが13人に制限されている中で、ドジャースだけは二刀流登録の大谷を投手として起用できる。実質的な14人目の投手で、これは不公平ではないのかが論点となった。

 カブスのクレイグ・カウンセル監督らが「特定の1チームだけが恩恵を受けており奇妙だ」と発言。これにドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「チームに有利に働いているのは確かだが、他球団も二刀流の選手を見つけてくれば同じ恩恵を受けられる」と反論した。これは大学代表でも同じだ。中山が投打の両方でプレーすることで、戦力に厚みを与えられるのだ。

 中山はいずれ、プロ野球に進みたいと考えている。そのためにも「このスタイルをやめるつもりはありません。チームのために両方やれることを評価してもらえているので」と二刀流のレベルアップに心を砕く。「野手と投手は別だと考えているんです。打てる二遊間でもあり、どんな場面でもマウンドに上がれる投手でいられるようにしたい」。究極のマルチプレイヤーは今後、どんな成長曲線を描いていくだろうか。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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