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立正大淞南が怒涛9ゴールで4強 2年生MF野田、殊勲3発も反省「もっと得点できた」

第100回全国高校サッカー選手権の島根県大会は、29日に準々決勝が行われ、松江市総合陸上競技場で行われた第1試合では、立正大淞南が9-1で松江東を破って準決勝進出を決めた。南健司監督は「悪い流れでも失点しないというのが、自分たちのスタイル。それなのに失点してしまったのは反省点。ただ、それでも思っていたよりはバタバタせずに戦えたので、その点は大したものだと思った」と、大勝したチームを評価した。

ハットトリックを決めた2年生MF野田叶【写真:平野貴也】
ハットトリックを決めた2年生MF野田叶【写真:平野貴也】

松江東を9-1で撃破、高校選手権島根県大会ベスト4進出

 第100回全国高校サッカー選手権の島根県大会は、29日に準々決勝が行われ、松江市総合陸上競技場で行われた第1試合では、立正大淞南が9-1で松江東を破って準決勝進出を決めた。南健司監督は「悪い流れでも失点しないというのが、自分たちのスタイル。それなのに失点してしまったのは反省点。ただ、それでも思っていたよりはバタバタせずに戦えたので、その点は大したものだと思った」と、大勝したチームを評価した。

 思わぬ失点からのスタートだった。開始4分、松江東の左DF中山恵太(2年)がゴール前へ蹴り込んだキックがロングシュートとなり、相手GKのミスを誘って先制。しかし、立正大淞南はすぐさま押し返すと、前半8分に左CKをDF東條史苑(3年)がヘディングで決めて同点に追いついた。さらに前半10分、FWで起用されたMF野田叶(2年)が左足のシュートを叩き込んで逆転すると、立て続けにゴールを奪い、前半だけで5得点。野田は前半24分、同33分と、ともに左MF根本蒼史(3年)の突破からのアシストを受けて得点し、ハットトリックを達成した。

 野田はスピードのあるレフティー(左利き)で突破力が魅力だが、前線での起用に応えて結果を出した。しかし、満足はしていない。この日の出場メンバーのうち、夏のインターハイでメンバー入りした選手は数名程度。翌日の準決勝以降に向けて温存された主力もいる状況で、エース格に名乗りを挙げるにはアピールが必要な立場にある。野田は「最初に失点して、ちょっと焦ったけど、2点目が自分で取れて落ち着くことができた」と勝利に貢献できたことについては喜んだが、「でも、もっと得点できるチャンスがあったので、徹底して頑張りたい。もっとAチームで試合に関わらないといけない。まだ攻守で軽いプレーをしてしまうところがあるので、そういうのをなくして、持ち味である縦への突破をもっと生かしたいし、もっと自分で試合を決められる選手になりたい」と課題も意識していた。

 試合は、後半も立正大淞南が押し込む展開が続いたが、PKのチャンスを外すなどリズムに乗り切れない部分もあった。

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