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錦織、復活への道着々 ポイントは「サーブのモデルチェンジ」 専門家が分析

「恐怖心を克服」し「試合勘を取り戻した」錦織 復帰後初のトップツアーへ挑む

 錦織は下部大会の2つのトーナメントを経て、12日(日本時間13日)開幕のニューヨークオープンでATPツアーに今季初参戦する。全豪オープンなどを回避した決断は、吉と出たのだろうか。

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「今回の復帰に際して、錦織選手にはチャレンジャーまで落とさなくても、という声もありました。世界ランク4位まで上がった選手がチャレンジャーの大会に参加することは、怪我明けとは言え、過去にはあまりありませんでしたから。その一方で、ダラスはドロー的に参戦する価値のある大会だったと思います。これからブレークしそうな選手との対戦もありました」

「特に決勝で戦ったマクドナルド選手は大学出身で、アメリカでも若手の有望株と期待されています。ダラスで優勝した価値は小さくない。ニューヨークオープンではダラスよりも対戦相手のレベルが上がってきます。ストローク力がどれだけ戻るのか。そこに、相手のショットに対する読みがマッチすれば、本来の錦織選手に近づいてくると思います。ニューポートでの3セットプレーすることで恐怖心を克服し、ダラスで試合勘を徐々に取り戻せたと思います。勇気ある選択でしたが、この戦略は良かったと思います」

 復活の道を力強く歩き始めた錦織。右手首と、試合勘の回復、そしてサービスのモデルチェンジという3つの成果とともに、ニューヨークに乗り込むことになる。

(THE ANSWER編集部)

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綿貫 敬介

 明治安田生命所属 世界ATPランキング1525位(2017年9月時点)。

 埼玉県春日部市のグローバル・プロ・テニス・アカデミーの常任コーチを務めながら、世界ジュニアランキング2位の弟・陽介のツアーコーチも兼務。ジュニア時代には世界ランク5位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)ら実力者と対戦した経歴を持つ。

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