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韓国代表の屈辱敗戦は「21世紀で最悪」 指揮官の采配をメディア猛批判「奇跡の逆転で覆い隠されてきた」

カタールで開催されているサッカーのアジアカップは6日(日本時間7日)、準決勝を行い、64年ぶりの優勝を目指した韓国は0-2でヨルダンに敗戦し決勝進出を逃した。8強で敗退した日本代表に続く脱落に、韓国メディアは辛辣。「選手運用も最悪」「21世紀に入って最悪の試合」と、ユルゲン・クリンスマン監督の試合運びを問題視する報道が相次いでいる。

ヨルダン戦を指揮したユルゲン・クリンスマン監督【写真:ロイター】
ヨルダン戦を指揮したユルゲン・クリンスマン監督【写真:ロイター】

アジアカップ敗退とともに…クリンスマン監督に集中する批判

 カタールで開催されているサッカーのアジアカップは6日(日本時間7日)、準決勝を行い、64年ぶりの優勝を目指した韓国は0-2でヨルダンに敗戦し決勝進出を逃した。8強で敗退した日本代表に続く脱落に、韓国メディアは辛辣。「選手運用も最悪」「21世紀に入って最悪の試合」と、ユルゲン・クリンスマン監督の試合運びを問題視する報道が相次いでいる。


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 韓国は準々決勝まで4試合続けて後半アディショナルタイム(AT)に得点し「ゾンビサッカー」との愛称がつけられていたが、この日は前半からヨルダンに攻め込まれるシーンが目立った。前半は0-0で終えたものの、後半8分にヤザン・アル・ナイマト、同21分にはムサ・アル・ターマリにゴールを許し0-2とされ、そのまま敗れた。

 韓国メディア「OSEN」は「クリンスマン監督は昨年3月の就任から、目標はアジアの首位だと公言してきたが、夢をかなえることに失敗した」と辛辣。「最悪の拙い試合だった。いくらキム・ミンジェが抜けたとはいえ、韓国の守備は烏合の衆だった」として、守備陣のまとまりのなさを敗因に挙げている。

 先制点を許したのはパスミスからで、2点目を失ったのも「イ・ガンインが長すぎるドリブルのあと、ファン・インボムにボールを渡した状況。無理なバックパスを試みたのが追加ゴールにつながった」といずれも単純ミスだと指摘。「2つの失点シーンを除いても、韓国は数えきれないミスを重ねた」とした。

 またソン・フンミン、イ・ガンインらの「超豪華攻撃陣も、ただの1本も有効シュートを記録できなかった」としてやり玉に挙がっている。「試合運びという点では、文字通り韓国代表が21世紀に入って繰り広げた最悪の試合だったといえる。ワールドカップでもないアジアカップで、ドイツやブラジルのような伝統の強豪相手でもないヨルダン相手に、より古典的に、激しく崩れた」と、歴史的な敗戦だと位置づけた。

 さらに、最大の問題として「選手個人の失敗を取り上げることもできるが、単に監督の問題が大きいことがわかる試合だった」とキッパリ。「今回のアジアカップで韓国は劇的な勝負を繰り広げたが、毎回ビルドアップや中盤、選手の感覚などに問題を残した。選手団の運用も最悪だった。負傷や感覚の良くない選手を大挙起用し、新鋭の発掘に失敗した」として、主力選手をただ起用し続けた采配を批判している。

 最後に「この日の敗北は、奇跡の逆転勝ちで覆い隠されてきたクリンスマン体制の問題点をしっかり刻むことになった」と総括。「ゾンビサッカー」と持ち上げられたチームの裏で進んでいた“崩壊”を伝えている。

(THE ANSWER編集部)





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