THE ANSWER編集部・浜田 洋平の記事一覧
-
ママV若林舞衣子、亡き母に教わったこと 「後悔と決意」を込めた1575日ぶりの4勝目
2021.07.18女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ最終日が18日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われ、1打差の2位で出た33歳の“ママさんゴルファー”若林舞衣子(ヨネックス)が5バーディー、2ボギーの69。通算15アンダーで並んだ野澤真央(愛知製鋼)とのプレーオフを2ホール目で制し、逆転優勝した。2019年4月の出産後初の優勝となり、17年3月以来1575日ぶりのツアー通算4勝目。6月末に亡くなった天国の母を想い、涙を流した。観衆は1156人。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
アフリカの貧困地で陸上教室 日本すら知らない子供たちへ、30歳五輪スプリンターの貢献
2021.07.182016年リオ五輪の陸上男子400メートルリレー銀メダリスト・飯塚翔太(ミズノ)が6月上旬に「THE ANSWER」のインタビューに応じ、海外で陸上教室を開く理由を語った。2018年9月には、アフリカ大陸南部のエスワティニ(旧スワジランド)という国で現地の子どもたち向けに陸上教室を開いた。貧困地で走る魅力を伝えるという夢には、現役選手だからこそできるこだわりがある。東京五輪は男子200メートルで3大会連続出場する30歳に、28年ロサンゼルス五輪までは現役を目指す理由を聞いた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
摂食障害を克服して日本記録 陸上・寺田明日香の大切な言葉「逃げることは悪くない」
2021.07.17陸上女子100メートルハードル日本記録保持者で東京五輪代表の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が「THE ANSWER」のインタビューに応じ、過去に経験した摂食障害について語った。23歳の時に様々な理由から一度引退。その一つが精神的なものが原因で起きる「過食」と「拒食」だった。要因、克服できた経緯とは。次世代に同じ経験をさせないため、指導者への願いと若い選手に向けたアドバイスを送ってもらった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
なぜ、40歳になっても殴り合うのか ナイジェリア育ちの異色ボクサーが生き抜く死線
2021.07.11まだ殴り合う。その気力はどこから来るのか。ボクシングの元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン(角海老宝石)、40歳。3日のライト級(61.2キロ以下)ノンタイトル10回戦(東京・後楽園ホール)を前に、大ベテランになっても過酷な競技に打ち込む理由、本音語りのYouTubeへのこだわりなどを語っていた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
「死んでもいい」の覚悟で甦った元世界王者 伊藤雅雪が引退を翻した6か月間の出来事
2021.07.04ボクシングのライト級(61.2キロ以下)ノンタイトル10回戦が3日、東京・後楽園ホールで行われ、前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(横浜光)が元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン(角海老宝石)に8回1分17秒TKO勝ちした。前戦の敗北後に引退か悩んだ末、「背水の陣」で臨んだ再起戦。この日までの6か月、心を燃え上がらせるまでに様々な葛藤があった。戦績は30歳の伊藤が27勝(15KO)3敗1分け、40歳の細川が25勝(12KO)9敗3分け。
-
「棄権がどれだけ失礼か」 会見で涙した新谷仁美が「0点のレース」で気づいた原動力
2021.06.28東京五輪代表の最終選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権最終日が27日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子5000メートル決勝では、新谷仁美(積水化学)が15分13秒73の2位に入り、優勝した廣中璃梨佳(日本郵政グループ)とともに1万メートルに続く2種目内定。極度の不安から棄権がよぎり、レース後は不甲斐なさから大粒の涙を流したが、自身の原動力を再確認する一日となった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
陸上女子中長距離に風穴を開けた田中希実 野口みずきが絶賛する「21歳ながら」の凄さ
2021.06.23「THE ANSWER」が各スポーツ界を代表するアスリート、指導者らを「スペシャリスト」とし、第一線を知る彼らだからこその視点でスポーツ界の話題について語る連載「THE ANSWER スペシャリスト論」。その一人として、2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんが陸上界の話題を定期連載で発信する。
-
「待ち切れなかった」ラグビー代表戦 選手も感動した1万8434人の熱気「本当に幸せ」
2021.06.13ラグビー日本代表が12日、静岡・エコパスタジアムでサンウルブズと強化試合を行い、32-17で逆転勝ちした。史上初の8強入りを果たした2019年ワールドカップ(W杯)日本大会以来、601日ぶりの代表戦。主将のFLリーチ・マイケルら当時のメンバー13人が先発に名を連ねた。1万8434人の観衆が集まった一戦。選手たちは「待ち切れなかった」「本当に幸せ」と感謝した。
-
リーチのキャプテンシー健在 初陣苦戦も“後半激変”の理由「リスタートしよう、と」
2021.06.12ラグビー日本代表が12日、静岡・エコパスタジアムでサンウルブズと強化試合を行い、32-17で逆転勝ちした。史上初の8強入りを果たした2019年ワールドカップ(W杯)日本大会以来、601日ぶりの代表戦。主将のFLリーチ・マイケル、PR稲垣啓太、SO田村優など当時のメンバー13人が先発に名を連ね、1万8434人の観衆が集まった。前半は劣勢だったものの、後半に巻き返せた理由とは。
-
山縣亮太が「10年に一度の風」を呼ぶまで 見放された男の挫折、愚直さ、そして9秒95
2021.06.07陸上の布勢スプリントが6日、鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場で行われ、男子100メートル決勝では山縣亮太(セイコー)が日本新記録9秒95で優勝した。ルール上限いっぱいの追い風2.0メートルで日本人4人目の9秒台。いつ出してもおかしくないと言われた28歳が「10年に一度の風」を手繰り寄せた道のりには、諦めずに続けた愚直な努力があった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
競泳・大橋悠依が闘った「貧血」の体験談 今、SOSを出せない次世代のために贈る助言
2021.05.29競泳の世界選手権2大会連続メダリスト・大橋悠依(イトマン東進)が「THE ANSWER」のインタビューに応じ、女性アスリートを悩ませる貧血について語った。自身も大学時代に重度の貧血を経験。当初は体調不良の原因がわからず、精神的にも苦悩を味わった。一般の女性に多いイメージだが、実はアスリートにも身近な貧血。東京五輪でメダル獲得を狙うトップスイマーが、選手自らSOSを出す大切さを説くとともに、指導者に個々の問題に応じた「見極め」を願った。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
東京五輪前に考える「選手と報道」の距離 野口みずきが取材で味わった喜びと不信感
2021.05.22「THE ANSWER」は各スポーツ界を代表するアスリート、指導者らを「スペシャリスト」とし、第一線を知る立場だからこその視点で様々なスポーツ界の話題を語る連載「THE ANSWER スペシャリスト論」をスタート。2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんが「THE ANSWER」スペシャリストの一人を務め、陸上界の話題を定期連載で発信する。
-
新谷仁美、意識した五輪中止の声 16分もぶつけた強烈な持論「国民を無視できない」
2021.05.10陸上の東京五輪テスト大会「READY STEADY TOKYO」が9日、東京・国立競技場にて無観客で行われ、女子5000メートルでは新谷仁美(積水化学)が15分18秒21で5位だった。コロナ禍で開催可否に揺れる東京五輪。反対デモも行われる中、希代のランナーはレース後、16分間に渡って様々な思いを打ち明けた。迷いのない言葉を可能な限り伝える。
-
バドミントン世界1位ペアの「パートナー論」 解散と再結成を経て強くなった2人の関係
2021.05.08バドミントン女子ダブルスの福島由紀、廣田彩花ペア(丸杉Bluvic)が「THE ANSWER」のインタビューに応じ、「パートナーに掛けられた忘れられない言葉」について語った。世界ランク1位で東京五輪金メダル候補とされるフクヒロ。一時的に解散した経験のある最強ペアには、互いに寄り添い合う関係性があった。2人が相手に掛けられた言葉から「パートナー論」を探る。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
39歳福士加代子に「勇気もらった」 後輩安藤友香を五輪内定に押し上げた絶大な存在感
2021.05.03東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権女子1万メートルが3日、静岡・エコパスタジアムで行われ、20歳・廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が31分11秒75で優勝し、初の五輪代表に内定した。27歳の安藤友香(ワコール)も31分18秒18の2位で内定。奮闘の裏には同じワコール所属のレジェンド・福士加代子の存在があった。
-
1万m初五輪切符の20歳廣中璃梨佳 12月の涙から奮起「ジャパンを背負って堂々と」
2021.05.03東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権女子1万メートルが3日、静岡・エコパスタジアムで行われ、20歳・廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が31分11秒75で優勝し、初の五輪代表に内定した。27歳の安藤友香(ワコール)も31分18秒18の2位で内定。30分20秒44の日本記録保持者・新谷仁美(積水化学)と合わせて3枠が確定した。
-
「指導者が過保護になっている」 野口みずき、履き違えた「脱・根性論」に呈する疑問
2021.05.01「THE ANSWER」は各スポーツ界を代表するアスリート、指導者らを「スペシャリスト」とし、第一線を知る立場だからこその視点で様々なスポーツ界の話題を語る連載「THE ANSWER スペシャリスト論」をスタート。2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんが「THE ANSWER」スペシャリストの一人を務め、陸上界の話題を定期連載で発信する。
-
復活V山縣亮太、ずっと使い続けた頭脳 苦しんだ秀才スプリンターの「徹底的」な2年間
2021.04.30東京五輪まで約3か月となった中、陸上・織田記念国際が29日にエディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートル決勝では山縣亮太(セイコー)が10秒14(追い風0.1メートル)で優勝した。最大3枠の五輪切符を争う6月の日本選手権(大阪)へ弾みをつける復活V。過去2年は怪我や不調に苦しんだが、乗り越えた道のりには“考える力”があった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)