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なぜ、頑張るお父さんは肩がこるのか この機会に解決、座ってできるストレッチ法

動的ストレッチは動かすほど効果あり…ストレスの場合は気分転換を有効に

 実は、オリンピック代表クラスのスイマーでも肩はこります。もし、肩こりの原因が血行不良や筋力不足であれば、常に肩甲骨を大きく動かすスイマーは、こりとは無縁なはず。しかし、大舞台の前はやはり彼らも肩がこり、マッサージをしたり、レース前に腕をよく回したりするのです。

 最後に、デスクでできる肩こりにいい動的ストレッチを紹介します。

 肩こりが気になったら、肩周りを大きく動かして血流を促す、“動的ストレッチ”を取り入れます。よく「何回、やればいいですか?」と聞かれますが、動的ストレッチは動かすほど効果があります。逆に言うと、週2~3回やった程度では、さほど効果は期待できません。肩の回し過ぎで1日のエネルギーを消費することはありません(笑)。仕事が一区切りするたびに、体を動かす習慣をつけるといいでしょう(肩周辺に痛みがある方は無理をせずに医師の診断のもと行ってください)。

 ストレスが原因の肩こりならば、一番の改善策は気分転換。コーヒー好きなら休憩時に美味しいコーヒーを飲む、ランチ休憩時に本を読む、音楽を聞くなど、短い時間でも気分転換は有効です。

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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