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ボディビル3年連続日本一の怪物 24歳・相澤隼人、原動力は「自分の体を変えていく楽しさ」

日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が主催する階級無差別の「日本男子ボディビル選手権大会」が8日、東京・江戸川総合文化センターで行われ、24歳の相澤隼人が優勝。真のボディビル日本一を決める国内最高峰大会で3連覇の快挙を達成した。「結果に囚われ過ぎていた」という王者は今大会で改めて“ボディビルの本質”を感じた。

日本男子ボディビル選手権大会で優勝した相澤隼人【写真:中戸川知世】
日本男子ボディビル選手権大会で優勝した相澤隼人【写真:中戸川知世】

日本男子ボディビル選手権大会

 日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が主催する階級無差別の「日本男子ボディビル選手権大会」が8日、東京・江戸川総合文化センターで行われ、24歳の相澤隼人が優勝。真のボディビル日本一を決める国内最高峰大会で3連覇の快挙を達成した。「結果に囚われ過ぎていた」という王者は今大会で改めて“ボディビルの本質”を感じた。

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 相澤が一つ一つポーズを決めるたびに、会場から感嘆の声が漏れた。階級を越えた真のボディビル日本一を決める戦い。木澤大祐、嶋田慶太ら強力なライバルが集結する中、圧倒的なバルクで観客を魅了。フリーポーズでは力強さと優雅さで王者の風格を見せた。

 昨年に続き、7人の審査員全員から1位票を獲得。「ミスター日本」の称号に加え、ベストアーティスティック賞、モストマスキュラー賞も受賞し、3年連続で“3冠”を達成した。24歳の若さで背負うチャンピオンの重圧。「結果に囚われ過ぎていて、ボディビルの本質的な部分、自分の成長を感じながら過ごすことができていなかった」と振り返る。

 大会までの最後の1か月、「最善を尽くす」をテーマに掲げた。自分を突き動かしているものが何か、改めて向き合った。「悔しさが原動力になる人もいるかもしれないが、自分の場合はそうではなかった。日々、自分の体を変えていく楽しさが原動力になる。それを改めて実感したのが一番の成長だと思います」

 思うようにいかず、悩みを抱えた日々もあった。その度に、様々な人が手を差し伸べてくれた。「本当に色々な人にサポートしていただいて、こんなにも支えられているんだな、と実感しました。だからこそ結果で恩を返すしかないなと」。感謝の気持ちを胸にステージに上がった。

「アスリートとして、というよりも、人として凄く成長できた1か月でした。支えられているのって、こんなに素晴らしいもので、当たり前のことじゃないんだな、と実感できました」

 3連覇を成し遂げた王者もまだ24歳。理想を追求する楽しさを再認識した相澤の成長はまだまだ止まらない。

(THE ANSWER編集部)

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