ラグビーワールドカップ（W杯）フランス大会は28日（日本時間29日）、プールD第3戦で世界ランク13位の日本が同12位サモアと対戦。28-22で勝利し、勝ち点4を獲得した。2大会連続の決勝トーナメント進出へ王手。試合後、PR稲垣啓太はモデルで妻の貴子さんと記念撮影。ここでも“笑わない男”だったが、ファンからは「背中に置いた手が優しい」と注目する声も寄せられている。

　この試合でもPRとして先発し最前線で体を張った稲垣。試合後には、日本のジャージーを着用してで応援に駆け付けた妻・貴子さんのもとを訪れた。右手で握手し、左手を貴子さんの背中に添えてパシャリ。前回の2019年日本大会で“笑わない男”として大人気となった稲垣は、今回も笑ってはいないが夫婦愛を垣間見せていた。

　実際の映像を大会公式の日本版X（旧ツイッター）が公開。文面に「試合後に大切な人と再会」と記した投稿には、日本のファンからは「背中に置いた手が優しい」「笑わないなー（笑）」「奥さんとのツーショットでも笑わない稲垣選手（笑）良い映像ですね～」「この幸福者め」「ずっと奥さまの手を握ってる」「添える手優しいね～」「かっこよくてお似合いな夫婦関係だなぁ」と和んだ様子のコメントが集められていた。

　稲垣は試合後の取材に対し「内容を見てみると反省の部分が多いのかなと思います。ただ、それも全部含めて、そういった内容でも勝ち切ったことがどれほど大きいか、勝ったってことがすべてだと思っています。それがチームにとっての一体感」と反省と収穫を語っている。日本は今大会2勝1敗としてイングランドに次ぐ組2位となった。10月8日の次戦で同9位アルゼンチンを破れば、2019年日本大会に続く8強入りを自力で決められる。