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史上最高級の海外スターがズラリ W杯戦士との激突は? トップリーグの注目選手たち

オールブラックスで主将を務めたキアラン・リード【写真:Getty Images】
オールブラックスで主将を務めたキアラン・リード【写真:Getty Images】

W杯を制した南アフリカからは7選手が加入、開幕戦の先発メンバーは?

 W杯制覇は逃したが、いまだに誰もが世界最強と認めるニュージーランド・オールブラックスで長らく主将を務め、127キャップを誇るNO8キアラン・リードはトヨタ自動車に加入。「私が学んできたことを姫野たちにフィードバックしていきたい。彼らから学ぶこともあるだろう」と期待を込める。

 昨季のTLカップ制覇から今季はTL王者を狙う古豪は、南アフリカ代表不動のFBウィリー・ルルーも獲得。キヤノンでプレーした15年度は、相手防御に触れさせないような変幻自在のステップとランを見せただけに、2度目のTLでの活躍に期待が高まる。

 同じくW杯王者から2度目のTLに挑むのは、パナソニックに加わったCTBダミアン・デアリエンディ。15年度は近鉄でプレーしたデアリエンディは身長190センチ、体重105キロというサイズを武器にしたパワフルなプレーが武器。日本代表の躍進に終止符を打ったW杯準々決勝で日本防御をこじ開けて奪ったトライを、今度はTLで披露する。

 2015年シーズン以来となる王座を狙うパナソニックには、さらにオールブラックス117キャップのLOサム・ホワイトロックも入団。こちらも身長203センチ、体重115キロというサイズが魅力だ。

 ホワイトロックとオールブラックスでLOコンビを組んできたブロディ・レタリックは神戸製鋼と契約。ホワイトロックを上回る身長204センチ、体重121キロという破格のサイズで、チームのTL連覇を後押しする。

【ワールドカップ日本大会に出場した海外レジェンド選手のTL開幕戦出場一覧】
(☆=初来日、★=TL経験・新加入。ベンチ=控えメンバー)

▼南アフリカ
HO☆マルコム・マークス(NTTコミュニケーションズ) 先発
LO RG・スナイマン(ホンダ) 先発
FLクワッガ・スミス(ヤマハ発動機) 先発
FL/NO8ドウェイン・フェルミューレン(クボタ) 先発
CTB★ダミアン・デアリエンディ(パナソニック) 先発
CTB☆ジェシー・クリエル(キヤノン) 先発
FB★ウィリー・ルルー(トヨタ自動車) 先発

▼ニュージーランド
LO☆サム・ホワイトロック(パナソニック) 先発
LO☆ブロディ・レタリック(神戸製鋼) 先発
FL★マット・トッド(東芝) 先発
NO8☆キアラン・リード(トヨタ自動車) 先発
CTB☆ライアン・クロッティ(クボタ) 先発

▼オーストラリア
FLデービッド・ポーコック(パナソニック) ベンチ
SO★バーナード・フォーリー(クボタ) ベンチ
SO★クリスチャン・リアリーファノ(NTTコミュニケーションズ) 先発
CTB☆サム・ケレヴィ(サントリー) 先発

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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