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りくりゅう、判明した引退経緯「話が出始めたのは…」 ミラノ五輪へ振付師に懇願「グラディエーターがいい」

ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで金メダルを獲得した“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が28日、都内で現役引退会見を開催した。日本列島を感動させた五輪の快挙から約2か月。引退までの具体的な経緯が明かされた。

会見で笑顔を見せる三浦璃来、木原龍一組【写真:荒川祐史】
会見で笑顔を見せる三浦璃来、木原龍一組【写真:荒川祐史】

都内で現役引退会見を開催

 ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで金メダルを獲得した“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が28日、都内で現役引退会見を開催した。日本列島を感動させた五輪の快挙から約2か月。引退までの具体的な経緯が明かされた。

 会見にはテレビカメラ約25台、報道陣100人以上が集結。テレビ局などから贈られた花輪が入口付近に並んだ。2人は木下グループの木下直哉社長とともに登壇。社長から花束を渡され、笑みを浮かべた。三浦は白、木原はグレーのスーツをまとっていた。

 会見冒頭、三浦が一言話し始めた途端、木原が涙ぐみ、三浦は思わず「泣かないで」と笑う場面も。木原は「本当にありがとうございました」とハンカチで涙を拭った。

 引退までの話し合い、経緯、要因について、三浦は「今シーズンの初めから引退をするかもしれないという気持ちを持ちながら滑っていた」と明かし、木原も「昨年の5月ごろから今シーズンが最後になるという気持ちだった。五輪が終わった時点で現役が終わりだな、と思っていた」と続けた。

 引退を決めた時の具体的なやり取りにも言及。三浦は「少しずつ話が出始めたのは、去年の世界選手権で2度目の優勝ができたとき。フリーの振付を始めたとき、最後のシーズンになると思っていたのでグラディエーターで滑りたいと振付師の先生にお願いした」と回想し、「この1年は自分たちでいうのもあれなんですけど、オリンピックに向けた体づくりを徹底してやっていた。だからこそSPの失敗では、これだけやってきたのに、この積み重ねはなんだったんだろう、と涙が止まらなかった」と語った。

 木原も同調し「りくちゃんからお話があったように一昨年の世界選手権で優勝したときに、これが最後の世界選手権なのかもなと思った。最後になるという予感があったので絶対グラディエーターがいいと振付師の先生らに話していた。オリンピック絶対優勝して終えようと思っていた。優勝した時点でこれは引退だね、と話していた。オリンピック期間中、最後は私がずっと泣いていたが、その思いにはこれが最後というのがわかっていたのも涙の原因だった」と明かした。

 りくりゅうは2月のミラノ・コルティナ五輪で、まず団体戦の銀メダル獲得に貢献。個人戦ではショートプログラム(SP)でミスが出て5位と出遅れたが、翌日のフリーで世界歴代最高得点をマークし、日本のペアとして初の五輪金メダルを逆転でつかんだ。3月の世界選手権は出場辞退していた。

 2人は今月17日、インスタグラムの共同投稿で「この度、三浦璃来・木原龍一は今シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました。チーム結成当初から応援してくださった皆様、本当にありがとうございました」などと引退を発表。25日に東京・日本橋で行われた五輪の「応援感謝パレード」では、報道陣の取材に対してプロ転向の意向を明かしていた。

 2019年夏にペアを結成。2022年北京五輪の団体戦ではSP、フリーともに自己ベストを更新し、団体初の銀メダル獲得に貢献した。個人戦では、五輪での日本人ペア初入賞となる7位。2022-23年シーズンにはグランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権、世界選手権を同一シーズンに制する「年間グランドスラム」を達成した。昨季も世界選手権で2度目の優勝を果たすなど、日本のペアとして歴史的な快挙を重ねてきた。

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■三浦璃来(みうら・りく)
2001年12月17日生まれの24歳。兵庫県出身。木下グループ所属。2015年にシングルからペアに転向し、2019年に木原とペアを結成する。身長145センチ。

■木原龍一(きはら・りゅういち)
1992年8月22日生まれの33歳。愛知県出身。木下グループ所属。2013年にシングルからペアに転向し、2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪に出場。2019年に三浦とペアを結成する。身長175センチ。

(THE ANSWER編集部)



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