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人類初のマラソン2時間切り、31歳サウェとは何者か トラック実績劣るも…2分台3連発から大記録

26日に英国・ロンドンで行われたロンドン・マラソンで、歴史が動いた。男子のセバスチャン・サウェ(ケニア)が1時間59分30秒の世界新記録を樹立。従来の記録を1分5秒更新し、公認レースで人類初の2時間切りを達成した。トラックで目立った実績がない31歳とは何者なのか──。

ロンドン・マラソンで人類初の2時間切りを達成したセバスチャン・サウェ【写真:ロイター】
ロンドン・マラソンで人類初の2時間切りを達成したセバスチャン・サウェ【写真:ロイター】

ロンドン・マラソン

 26日に英国・ロンドンで行われたロンドン・マラソンで、歴史が動いた。男子のセバスチャン・サウェ(ケニア)が1時間59分30秒の世界新記録を樹立。従来の記録を1分5秒更新し、公認レースで人類初の2時間切りを達成した。トラックで目立った実績がない31歳とは何者なのか──。

 歴史的な42.195キロだった。中間点を1時間0分29秒で通過すると、後半に驚異のペースアップ。30~35キロを13分54秒、35~40キロを13分42秒とギアチェンジ。ラスト2.195キロは1キロ2分40秒ペースとさらに加速し、ゴールに到達した。

 2019年10月、エリウド・キプチョゲ(ケニア)が、非公認レースで1時間59分40秒をマークした例があったが、ついに公認レースで2時間切りが実現した。

 サウェは1995年3月16日生まれの31歳。マラソンデビューは2024年のバレンシアで、いきなり2時間2分5秒の好タイムで優勝した。2025年のロンドンは2時間2分27秒、9月のベルリンは2時間2分16秒で制し、42.195キロでは4戦全勝。自己ワーストでも2時間2分27秒という驚異の安定感に加え、今年のロンドンでは異次元の爆発力を見せた。

 1時間59分41秒で2位のユーミフ・ケジェルチャ(エチオピア)は2019、2025年世界選手権の男子1万メートルで銀メダル。2時間0分28秒で3位のジェイコブ・キプリモ(ウガンダ)はハーフマラソン世界記録に加え、2021年東京五輪の男子1万メートルで銅メダルなどトラックでの実績があったが、サウェは2022年のダイヤモンドリーグの1時間走優勝が目立つ程度。ハーフでは2023年に世界ロード選手権で金メダルを獲得していた。

 サウェの1時間59分30秒は、1キロ約2分50秒ペース。後半の59分1秒は、ハーフマラソン日本記録(59分27秒)を上回る。大迫傑が保持するマラソン日本記録2時間4分55秒とは5分25秒もの差がついた。

(THE ANSWER編集部)



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