ライバルは「女子ゴルフ」と答えた真の理由 青学大・原監督が見据える女子陸上界の未来「このまま行くと雇用も…」
「このまま行くと指導者の雇用も失われる」
原監督は宮里藍や横峯さくらが台頭した2003年を女子ゴルフ界の転機と分析。当時と比べて試合数も増え、賞金総額も倍増、男子との人気も逆転したと指摘した。「2人の頑張りで華やかな世界になった。23、24年の歳月でそうなった」。かたや女子長距離は記録も伸びず、競技人口も激減。「このまま行くと指導者の雇用も失われてくる、チーム数も少なくなり、大会自体もなくなっていく」と危機感を募らせる。
ただ実業団に目を向けると、クイーンズ駅伝こと全日本実業団女子駅伝には昨年24チームが出場。予選会で漏れたチームも合わせると39チームになると言及。「39の受け皿がある。受け皿がなくて競技を続けられないアマチュアスポーツ、たくさんあります。しかし、日本の女子(陸上)界は最後の受け皿がきちっとある」。それもエディオンや日本郵政、資生堂やユニクロなど大企業が名を連ねる。
「これがなくなってしまった時のことを想像すると怖くて怖くてしょうがない。だから華やかなゴルフ界に行く女子アスリートではなくて、あのメカニズムを我々も勉強しながら、女性が輝かしく自分らしく走れる環境を整備することで、結果として記録も伸びるし、競技人口も増える、そういう構造を我々大学女子駅伝界が作っていきたい」
原監督の視野は陸上界を越えた先まで広がっていた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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