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大谷ら日本人トリオがもたらす驚異の経済効果 ド軍のスポンサー収入増は“新球団1つ分”

米大リーグの30チームのスポンサー収入の合計が2025年に20億ドル(約3041億円)を突破したことを、米経済誌「フォーブス」が明らかにした。同誌は、そのうち大谷翔平投手らが所属するドジャースの貢献が大きかったことを強調している。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

経済誌「フォーブス」が2025シーズンのMLBスポンサー収入に言及

 米大リーグの30チームのスポンサー収入の合計が2025年に20億ドル(約3041億円)を突破したことを、米経済誌「フォーブス」が明らかにした。同誌は、そのうち大谷翔平投手らが所属するドジャースの貢献が大きかったことを強調している。

 フォーブスは、「MLBチームのスポンサー収入、2025年に20億ドルを突破」という見出しで記事を掲載。「MLBは2025年、ロサンゼルス・ドジャースの貢献が大きく寄与したことで、スポンサー収入が過去最高の20億ドルの大台を初めて突破した」と記している。

 同記事では、スポンサーシップ業界のデータ分析会社「スポンサーユナイテッド社」の創業者兼CEO、ボブ・リンチ氏のコメントを引用。「MLB球団のスポンサー収入が大幅に伸びている背景には、突出した存在=ロサンゼルス・ドジャースの影響が大きい」と明らかにしている。

 リンチ氏の予測では、ドジャースは年間スポンサー収入が2億ドル(約300億円)に到達する、北米で初の球団となる見込み。同記事によると現在ドジャースは76社のスポンサーを抱え、そのうち20社が日本企業。さらに2025年には6件の新規契約を締結したようで、「これはショウヘイ・オオタニ、ヨシノブ・ヤマモト、ロウキ・ササキの獲得によるリターンの証しである」と、在籍する日本人選手の影響が大きかったことを強調している。

 記事では、ドジャースの契約規模の平均はリーグ平均の5倍に達しており、「世界的な魅力と商業的な強さを反映している」とした。ドジャースのようにチーム単体で1億ドル(約147億円)以上のスポンサー収入を生み出している大リーグ球団は、ヤンキース、レッドソックス、カブス、ブレーブスの4球団だけだという。

 リンチ氏は記事の中で「ドジャースの分を差し引くと、MLB全体のスポンサー収入は前年比約6.5%増で、他の主要なプロスポーツリーグとほぼ同等の水準にある」として、「注目すべきは、ドジャース単体で約3000万ドル(約44億円)の新規スポンサー収入を追加したことだ」と続けた。

「これはリーグに新球団が1つ増えたのと同じ規模だ。彼らの成長はブランドの規模と、プレミアムカテゴリーにおけるパートナーシップ拡大の両方によって支えられてきた。したがって、リーグ全体が好調な中で、今回のスポンサー収入の成長を支えた主因は間違いなくドジャースの勢いだ」とし、大谷と山本が加入した昨年から2年連続でワールドシリーズに出場した同球団の興行的成功に、改めて注目していた。

(THE ANSWER編集部)



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