ブラジル、国際親善試合で日本に2-3で敗れる

　サッカー日本代表（FIFAランク19位）は14日、東京スタジアムで行われた国際親善試合でブラジル代表（同6位）と対戦し、3-2で勝利した。試合後、ブラジル代表の中心選手であるMFカゼミーロがまさかの敗戦に対する悔しさをあらわに。「到底受け入れられない」と吐露した。

　内容でも互角以上に戦った。前半に2失点して後半に臨んだ日本は後半7分、相手DFのミスを突き南野のゴールで1点を返すと、同17分には途中出場の伊東のクロスを中村が合わせて、同点に追い付いた。さらに後半26分、伊東のコーナーキックから上田のヘッドが決まり、逆転に成功。終盤のブラジルの反撃を守り切った。

　英公共放送「BBC」は試合のレポート記事を掲載。試合後の33歳カゼミーロがブラジル放送局「TV Globo」に語った内容を伝えている。

　同メディアによると、カゼミーロは試合内容について「これは最高レベルであり、後半まるまる眠ってしまえば、ワールドカップ、コパ・アメリカ、五輪のメダルを失うことになりかねない」と警鐘を鳴らした。

　続けて、日本に敗れたという事実に対して「到底受け入れられないことであり、我々はこのことから学ばなければならない」と落胆。さらに「ワールドカップは数か月先に迫っている。細部に気を配らなければ、全てを失うことになる」と語っていた。