本拠地アストロズ戦の試合中に話題

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日（日本時間6日）、本拠地アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。右ひじ手術から復帰後4度目の先発は、現地時間で31歳のバースデー登板となった。2回31球を投げ、1安打3奪三振で無失点の好投。米放送局は大谷の誕生日を祝福しつつ、「不気味なほど正確」という二刀流の“人生設計”に注目した。

　4番ウォーカーから3者連続三振を奪った2回開始時。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の中継では、高校時代からエンゼルス入団、昨年のワールドシリーズ制覇までの大谷の成長過程を振り返る映像が流れた。実況のジョー・デービス氏は「誕生日おめでとう、ショウヘイ・オオタニ！　彼は今日31歳になりました」と祝福。続けて、「高校生の頃、彼は人生全体の台本を書きました」と紹介した。

　話題になったのは花巻東高時代に作っていたことで有名な人生設計ノート。デービス氏は「これが不気味なほどに正確なんです」と切り出し、「野球のこと、私生活のこと。彼は31歳になるときに長女が誕生すると言っていたんです。2か月ほどのズレですよ」と今年4月に真美子夫人が第1子となる長女を出産したことに触れた。

　思わず解説のジョン・スモルツ氏も「ほっほっほ」と吹き出し、デービス氏は「しかもそれを書いたのは15年前ですよ」と強調していた。

　大谷は2回1安打3奪三振で無失点と好投。打者としては4打数1安打1四球だった。チームは4-6で敗れた。