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石川祐希、高橋藍、西田有志は何故いない? 男子バレー代表14人決定の背景 監督「千葉で最良を」

日本バレーボール協会は10日、ネーションズリーグ(VNL)第1週中国大会に出場する男子代表14人を発表。チームは11日に初戦を迎え、3-0で中国にストレート勝ちした。主将・富田将馬を中心にフレッシュなメンバーが選ばれ、石川祐希、高橋藍、西田有志らこれまで男子代表を牽引してきた主力選手は今回登録されなかった。

中国戦で整列する日本代表【写真提供:VNL】
中国戦で整列する日本代表【写真提供:VNL】

ネーションズリーグ中国大会が開幕

 日本バレーボール協会は10日、ネーションズリーグ(VNL)第1週中国大会に出場する男子代表14人を発表。チームは11日に初戦を迎え、3-0で中国にストレート勝ちした。主将・富田将馬を中心にフレッシュなメンバーが選ばれ、石川祐希、高橋藍、西田有志らこれまで男子代表を牽引してきた主力選手は今回登録されなかった。

 昨年のパリ五輪に出場した大塚達宣、宮浦健人、甲斐優斗のほか、オポジットの21歳・高橋慶帆、身長205センチのミドルブロッカー・佐藤駿一郎らが名を連ねた。

 5日に都内で開催されたキックオフ記者会見で、ロラン・ティリ監督が「五輪から考えると60%程メンバーの再編成があると思う。新しい選手に機会を与えるという意味ではチャンス。それぞれの選手に経験を重ねてほしい」と語っているように、新戦力のアピールの場でもある。

 日本代表主将の石川、高橋藍は今回メンバー入りしなかったが、ティリ監督は「(2人は)シーズンを通じて非常に求められていた選手。ハードなスケジュールをこなしてきたので、休養が必要なのも当然のことだと思う。最善のコンディションで戻ってきてほしい」と語った。

 西田はパリ五輪を終えて、代表を一時休養すると明言。これまでは所属チームと代表の活動をともにこなす多忙なスケジュールだったが、代表から離れることで徹底して強化する時間を作り、選手としてレベルアップを目指す選択をした。5日の会見に出席した際も「リスクを取ってそういう行動をするのは、自分の中で大切にしていた生き方」と説明していた。

 今年のネーションズリーグ、世界バレーに、西田は不測の事態がない限り出場しない予定。ティリ監督ともコミュニケーションが取れているという。

 会見でティリ監督は他にも小野寺太志、山内晶大、山本智大の五輪戦士の名前を挙げ、休養が必要であると説明。石川らの合流時期については「千葉大会においては、最良のメンバーで臨みたいと思う。そこに向けてそれぞれの選手と一対一で対話を重ねてきた」と、7月のVNL第3週・千葉大会でベストメンバーを組みたい意向を示していた。

 11日の中国戦は3-0のストレート勝ち。日本はこの大会で昨年2位、23年も3位と安定して好成績を残している。次戦は12日のポーランド戦。ファイナルラウンドまで勝ち進めば2か月近いスケジュールであり、9月にも世界バレーが控える。

(THE ANSWER編集部)

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