女子バレー日韓格差が「ますます大きく」 露見した“没落”を韓国紙嘆き「かつてのライバルが…」
女子バレーボールの各国代表が戦うネーションズリーグが第1週を終えた。日本はカナダで行われた予選1組で4連勝し2週目に向かう。一方で韓国は、ブラジルでの予選2組に4連敗。韓国紙「スポーツ京郷」は「ますます大きくなる女子バレーボールの日韓格差」という原稿を掲載し、現状を嘆いている。

東京五輪では韓国4位、日本10位が…どうしてこうなった?
女子バレーボールの各国代表が戦うネーションズリーグが第1週を終えた。日本はカナダで行われた予選1組で4連勝し2週目に向かう。一方で韓国は、ブラジルでの予選2組に4連敗。韓国紙「スポーツ京郷」は「ますます大きくなる女子バレーボールの日韓格差」という原稿を掲載し、現状を嘆いている。
記事は衝撃的な言葉で始まっている。「韓国女子バレーボールが4連敗で崩れた日、日本は4連勝と疾走した。かつてアジアのライバルだった2か国は、世界の舞台での格差が大きく開いた」。
韓国は9日、ブラジルで行われた予選2組の試合で米国に0-3(13-25、26-28、17-25)のストレート負けを喫した。1週目はドイツ、イタリア、チェコにも敗れておりこれで4連敗。35位で始まった世界ランキングは37位に落ちた。
記事は「韓国はチェコ戦でフルセットまで戦い敗れた『1』が勝ち点のすべてで、18の出場国のうち最下位。今大会、韓国の目標は最下位を逃れ、VNLに残留することだ。これには最低2勝が必要となる」と、今後にも明るい展望を描けていないようだ。
女子バレーボールの韓国代表は、2021年の東京五輪で4位と大健闘(日本は10位)。記事はその後について「エースのキム・ヨンギョンをはじめ、キム・スジ、ヤン・ヒョジンらが引退したあとに没落している」と現状を嘆く。
「攻撃をリードするエースが出てこず、セッターやリベロの世代交代も進行していない。攻守の戦力が急激に下がっている。国内プロリーグの高い人気とは別に、代表チームの競争力はますます衰えている」とし、今回の米国戦の内容を「高さで絶対的な劣勢を見せた末に完敗」と厳しい言葉で報じた。
一方、カナダで行われた1週目を4連勝で終えた日本について「日本も最近、何人かの代表選手が引退し、世代交代が進行中だが、戦力は大きく変わらず世界のトップを守っている」と称えており、ライバルと言えないほどの差がひらいている現状を悔しがっている。
(THE ANSWER編集部)