長嶋茂雄氏は「国民英雄」「日本野球の巨星」 韓国でも逝去報道…野球超えた存在感に驚き「象徴する人物」
プロ野球の巨人で選手や監督として活躍した長嶋茂雄氏が3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で死去した。89歳だった。巨人が同日発表し、韓国でも「国民英雄」「日本野球の巨星」などと報じられている。

3日に89歳で亡くなった「ミスタープロ野球」
プロ野球の巨人で選手や監督として活躍した長嶋茂雄氏が3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で死去した。89歳だった。巨人が同日発表し、韓国でも「国民英雄」「日本野球の巨星」などと報じられている。
韓国紙「スポーツ京郷」は3日「17年間読売の4番を守った長嶋前監督、89歳で他界…読売の象徴であり、日本野球の“国民英雄”と評価」という記事を掲載した。
「日本野球を代表する国民英雄の長嶋茂雄・読売ジャイアンツ終身名誉監督が3日、東京の病院で肺炎のために89歳でこの世を去った」と事実を伝え「長嶋監督は選手、監督、終身名誉監督を歴任した読売の象徴そのものだ。彼が日本で国民英雄として遇される理由は、1960~70年代に日本の高度経済成長を象徴する人物だと同一視されているからだ」と、日本の社会事情と絡めて紹介している。
長嶋氏が現役、監督として残した業績に触れ、「東京ドームの観衆席上段には、“セコム”の長嶋監督大型広告がある」として、ロッテ時代のイ・スンヨプが特大弾を直撃させたことを紹介。「広告板は電光掲示板の交換過程で一時撤去されたが、今もデジタル広告として露出している」とその人気ぶりに触れた。
経済紙「韓国経済」も「日本野球の巨星堕つ…長嶋茂雄、前読売監督が逝去」という記事を掲載。「長嶋監督は“ミスタープロ野球”という別名とともに、日本プロ野球の読売ジャイアンツの全盛期をけん引した。選手、監督、終身名誉監督として活躍し、野球選手出身としては初めて日本の文化勲章を受けた」と伝えた。
こちらも「1960~70年代、日本の国民は仕事を終え、野球の試合を見るのが最も大きな喜びだった。最高の人気球団読売の、核心選手で国民的な人気を得た。(逝去の)情報が伝わった日本では、社会的に哀悼する雰囲気が拡散している」と、社会的な現象だと紹介している。
(THE ANSWER編集部)