西武の5年目仲三河優太、特大7号含むサイクル安打

　プロ野球の西武でプレーする22歳の育成選手が見せた強打に、ファンの驚きが止まらない。29日に新潟県長岡市で行われたオイシックスとの2軍イースタン・リーグ公式戦で、打った瞬間それとわかる先制の7号3ランをはじめ、4打数4安打7打点。育成選手としては同リーグ初のサイクル安打まで達成する大活躍だ。ファンから「今すぐ支配下に」「1軍で今すぐ見たい」と期待の声が集まった。

　豪快な打球が、右翼席の奥にある森へと消えていった。西武の仲三河優太外野手は「5番・DH」で先発すると初回、2死一、二塁から右翼へ先制の7号3ラン。さらに5回には1死から右翼へ二塁打、打者一巡して回ってきた打席でも2死二、三塁から2点適時打を放った。さらに9回1死二、三塁では中越えの三塁打で、サイクル安打を達成した。

　これで4打数4安打、7打点という猛打。打率を.311まで引き上げ、7発はリーグ2位だ。試合を配信したDAZNが公式Xに「支配下復帰へ豪快な一振り」と題して本塁打の動画を公開すると、ファンからは「今すぐ支配下に」「1軍で今すぐ見たい。DHが日替わり状態だし、チャンスじゃね？」「距離含めて本当に素晴らしい」「体幹も頭も全然ブレてなくてまるで近藤のような打撃」「ばぁぁぁぁぁぁけもんwww」とコメントが並んだ。

　仲三河は2020年のドラフト7位で大阪桐蔭高から西武入り。3年目を終えたところで育成選手となり、昨季は2軍戦19試合で打率.156、2本塁打にとどまっていた。5年目の覚醒に、期待は高まるばかりだ。