菅野智之の力投が生んだ本拠地の光景 地元に愛される理由「若手のお手本だ」と米ファン絶賛
米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手は27日(日本時間28日)に行われた本拠地カージナルス戦に先発登板し、5回1/3を投げ8安打3失点。勝利投手の権利を得てマウンドを降りたが、リリーフ陣が打たれて4-7の敗戦。5勝目はならなかった。粘投した菅野を地元ファンは拍手で見送っている。

本拠地カージナルス戦
米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手は27日(日本時間28日)に行われた本拠地カージナルス戦に先発登板し、5回1/3を投げ8安打3失点。勝利投手の権利を得てマウンドを降りたが、リリーフ陣が打たれて4-7の敗戦。5勝目はならなかった。粘投した菅野を地元ファンは拍手で見送っている。
称賛の拍手が降り注いだ。初回1死から3連打を浴びるなど、立ち上がりに苦戦した菅野。2回1死一塁からはラーズ・ヌートバー外野手に8号2ランを浴びたものの、徐々に修正し、4、5回は三者凡退に切ってとった。6回に1死をとったところで交代。本拠地のファンは、スタンディングオベーションで降板するベテラン右腕を迎えた。
この日は日本文化を紹介する「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」を開催。“主役”の好投が生んだ光景を、オリオールズ地元紙「ボルチモア・サン」のレポーター、ジェイコブ・メイヤー氏が動画で紹介。自身のXに「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイトで堅調な登板をしたトモユキ・スガノにスタンディング・オベーション」と伝えた。
リリーフの失点でチームトップの5勝目は逃したものの、現地のファンからは「彼は全力で戦った。それを見るのが大好きだ」「この男が大好きだ。ポジションにかかわらず、チームの若手のいいお手本だ。プロのピッチャーらしく努力を続けることが重要なんだ」といった声が届いていた。
(THE ANSWER編集部)