大不振ドジャース34歳が猛烈ヤジに無言で耐えた理由 「憎んでいい、ただ…」声の主に言いたかった事
米大リーグ、ドジャースのマックス・マンシー内野手が、ファンからの心無いヤジに無言で耐えた際の心境を明かしている。「なぜつかみかかったり、言い返したりしなかったのか」という質問に対し明かした、ヤジの主に「言いたかったこと」とは。

不振のマンシーを襲うヤジの嵐、黙って耐えたのには理由が
米大リーグ、ドジャースのマックス・マンシー内野手が、ファンからの心無いヤジに無言で耐えた際の心境を明かしている。「なぜつかみかかったり、言い返したりしなかったのか」という質問に対し明かした、ヤジの主に「言いたかったこと」とは。
34歳になるマンシーは今季、開幕から極度の不振にあえいでいる。ここまで50試合に出場しているものの打率は.205、本塁打は3本にすぎない。ファンからのヤジは日に日にきつくなり、4月下旬には、敵地の球場でバスに乗り込む際に罵声を浴びる姿を映した動画がSNS上に拡散され、議論を呼んだ。無言でバスに乗り込んだマンシーは、フロントガラス越しに声の主をじっと見つめている。
マンシーは野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」公式Xに出演し、この場面で「なぜバスを降りてつかみかかったり、言い返したりしなかったの?」と問われて、こう答えている。
「一番大きかったのは、あの男の言葉遣いだ。たくさんの子どもたちがいたし。『好きなだけ俺を憎んでいい。なんでも言いたいことを言え。ただもう少しクリーンな言葉を使ってくれ』って言いたかった。子どもたちが『嘘だろ』っていう顔をしていたんだ」
選手を出待ちしていたのはヤジを発した男だけでなく、憧れの視線を向ける子どもたちもいた。彼らへの悪影響を避けるために、ひたすら耐えたのだという。「もはや恐れて、怯えているように見えた。選手として、アスリートとして、子どもたちの模範になるように心がけている。あれは人間の本性の悲しい現実だ」と、自身の信条を口にしていた。
(THE ANSWER編集部)