F1前座で多重クラッシュ→7台リタイアの惨事 「カオスだ!」「危険」走路なくなり海外悲鳴
自動車レースのF1は、今季第8戦モナコグランプリ(GP)の決勝を現地25日に同地の市街地コースで行ったが、その前座として行われたすぐ下のカテゴリー、FIA・F2のレースではスタート直後、いきなり複数のマシンが接触しコースをふさぐ多重クラッシュが発生した。

F1の前座でも大クラッシュが発生!
自動車レースのF1は、今季第8戦モナコグランプリ(GP)の決勝を現地25日に同地の市街地コースで行ったが、その前座として行われたすぐ下のカテゴリー、FIA・F2のレースではスタート直後、いきなり複数のマシンが接触しコースをふさぐ多重クラッシュが発生した。
目を覆いたくなるような多重クラッシュが、スタート直後に起きた。国際自動車連盟(FIA)の公式サイトによると、42周で争われるフィーチャーレースで、フロントローのアレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ)とビクトール・マルタンス(ARTグランプリ)が好スタートを決めたものの、最初のコーナーで接触。ダンのマシンがマルタンスのマシンに横から接触してスピンしたところに、進路を失った後続が次々と突っ込んだ。
狭い市街地コースが舞台だったこともあり、急停止したマシンがたまって後ろから乗り上げてしまう場面も。コースはあっという間に滞留したマシンと、衝突で散らばった部品だらけになった。11台が止まってしまったコースにはわずかに1台通れるかどうかという走行ラインしかなく、赤旗でレースは中断された。
F2の公式Xがこの場面を「F2ターン1のクラッシュの全アングル」として動画で公開すると、海外のファンからは「うわー。すごいダメージ!」「モナコでは2台のマシンがT1を通過できるコースにして欲しい」「みんな大丈夫だったの?」「とても危険なレース」「カオスだ!」と驚きのコメントが並んだ。
このクラッシュで、出走22台中7台がリタイア。この中には日本人ドライバーの宮田莉朋(ARTグランプリ)もいた。約40分の中断後に、レースは30分のタイムレースとして再開。ジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル)が今季2勝目を挙げている。
(THE ANSWER編集部)