今季2軍で防御率1.35の孫易磊、支配下入り当日の衝撃投球

　プロ野球・日本ハムの台湾出身右腕・孫易磊（スン・イーレイ）投手が22日、エスコンフィールドで行われたソフトバンク戦で1軍デビューを果たした。同日に育成から支配下契約に昇格し、会見を行ったばかりだった20歳は、2回1安打無失点の堂々たる投球。衝撃のデビュー投球に「末恐ろしい」「これからが楽しみな逸材」と、ファンから驚きの声が上がっている。

　涼しい顔で、剛球を連発した。デビューは緊迫の場面で回ってきた。3-3の9回に5番手でマウンドへ。緒方を三ゴロ、山川を中飛、渡邉を二飛と三者凡退に打ち取った。延長に入った10回も続投。先頭の牧原に内野安打、野村の犠打で1死2塁のピンチを招くも、後続に安打を許さない堂々のピッチング。2回1安打無失点でマウンドを降りた。直球の最速は152キロに達した。

　孫は2023年に育成選手として入団し、今季は2軍で7試合に登板し2勝、防御率1.35と圧倒的な成績を残していた。昇格当日に即、1軍でも無失点投球という衝撃の場面を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeが公開。ファンからは、「ようこんな場面に出てきて抑えよった」「度胸が凄いな」「末恐ろしい」「これからが楽しみな逸材」「伝説の幕明けだな」など驚きの声が集まった。

　日本ハムは11回、6番手としてマウンドに立った池田が柳町に決勝ソロを浴び、3-4で接戦を落とした。