「ドジャースのオオタニ獲得は難しかったのでは?」 渡米後に制度変更→24年加入、ロバーツ監督が分析
米大リーグ・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、大谷翔平の“8年前の決断”の裏側にあった事情に言及した。19日に放送された「ABEMA」のインタビュー企画「おはようロバーツ」に登場し、ドジャースの大谷獲得について言及。大谷がMLB挑戦をするにあたり、なぜ最初にドジャースではなくエンゼルスを選んだのかを分析している。

なぜドジャースではなくエンゼルスだったのか…
米大リーグ・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、大谷翔平の“8年前の決断”の裏側にあった事情に言及した。19日に放送された「ABEMA」のインタビュー企画「おはようロバーツ」に登場し、ドジャースの大谷獲得について言及。大谷がMLB挑戦をするにあたり、なぜ最初にドジャースではなくエンゼルスを選んだのかを分析している。
今回は日本と米国の野球の違いについて触れたロバーツ監督。日本ではパ・リーグにしかDH制がなく、セ・リーグでは投手が打順に組み込まれ、打席に立つケースがある。これについて「ファンは投手が打つよりも、良い打者が打つ姿を見たいでしょ?」という理由で、トータルとしてのDH制のメリットを挙げている。
それを踏まえ「そもそもDH制が導入されていなかったらドジャースのオオタニ獲得は難しかったのでは?」と言及。「当初、オオタニがドジャース入りを見送ったのはDH制がなく、二刀流が不可能だったからだと思う」と大谷のMLB挑戦の経緯についても分析した。
大谷がエンゼルス入りを表明した2017年オフ、当時はMLBもア・リーグしかDH制を採用しておらず、ドジャースのナ・リーグは投手も打席に入っていた。日本ではDH制の中で二刀流の道を歩んでいただけに、大谷のチーム選択においては、この制度の違いは重要な要素だったとロバーツ監督は見ている。
ナ・リーグがDH制を導入したのは2022年シーズンから。これにより大谷はMLB球団ならどこでも二刀流に挑戦できるようになり、ドジャースにも獲得できる条件が整った。24年に移籍した大谷にとっては大きな制度改革だったといえそうだ。
(THE ANSWER編集部)