負傷&出血も…衝撃2連発の大谷HRボール巡り争奪戦 14号超幸運&15号大混乱でGET「その価値があったよ」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地アスレチックス戦に「1番・DH」で先発。3回の好機で左翼席に2戦連発となる14号3ラン、さらに4回には2打席連発となる15号2ランを放った。新たに2つ生まれたホームランボールを巡り、客席はキャッチしたファンが出血までしてしまう白熱の争奪戦が繰り広げられた。

本拠地アスレチックス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地アスレチックス戦に「1番・DH」で先発。3回の好機で左翼席に2戦連発となる14号3ラン、さらに4回には2打席連発となる15号2ランを放った。新たに2つ生まれたホームランボールを巡り、客席はキャッチしたファンが出血までしてしまう白熱の争奪戦が繰り広げられた。
まずは3回、大谷が逆方向に放った打球は左翼フェンスを越え、最前列の客席に飛び込んだ。一帯のファンが手を伸ばし、こぞってキャッチを試みたが、見事に掴んだのがグラブをつけていた25歳のジョニー・グレナドスさん。エンゼルスの地元オレンジカウンティ在住だが、ずっとドジャースファンという。「素晴らしい。アメージングだよ。一度も捕れたことはなかったからね」と大興奮だ。

「それにオオタニのボブルヘッドだし。オオタニは明らかに素晴らしいからね」と大谷のボブルヘッドが配られる試合で、さらにホームランボールまでゲットした超幸運に感謝した。大谷が昨年に「50-50」を達成した試合も、マイアミのマーリンズ本拠地で目撃していたという。「だから、今夜ボブルヘッドをゲットするために戻ってこないといけなかった。本当にスペシャルだよ」と感激しきりだった。
続く4回、今度は大谷がセンター方向へ特大の打球を放った。センター左寄りの客席で伸ばしたグラブをかすめ、階下のキッズエリアへ。20歳のカイル・ライトさんもセンター左寄りのホームランシートで見ていたが、ボールが落ちるのを見て、即座に階下へダッシュ。キッズエリアに転がっていたボールを掴んだ。近くにいた警備員によると、「数えきれないほどの人が殺到していた」といい、落下点は大混乱の様子だった。

ライトさんは出血したというが、「その価値があったよ」とご満悦だ。ちなみに記念球はなぜかジップロックに入れて保管。「ああ、実はそうなんだ。ボールを保護するためにね。ポケットに入れると、ボールにたくさん汚れが付くから。これでボールが形を保てるようにしているんだ」と説明。「ああ、ここでホームランを10回ほど捕ったことがあるからね。でもこれが初めてのオオタニのものだ」と打ち明けた。
衝撃の2打席連発で生まれたホームランボールを巡る狂騒曲。大谷の価値を示すように、記念球の行方は熱狂を生み出している。
(THE ANSWER編集部)