大相撲中継で「天才16歳」の100キロ差勝利に喝采 68キロの小兵「頭脳末恐ろしい」「相撲の醍醐味」
大相撲五月場所(夏場所)は11日に初日を迎え、連日熱戦の土俵が繰り広げられている。二日目(12日)には序二段で“小よく大を制す”を地でいく取組が。約100キロの体重差をものともしない勝利に館内は沸き、視聴していたファンからも「天才少年、やっぱすごい」「末恐ろしい」といった声が上がっている。

大相撲五月場所
大相撲五月場所(夏場所)は11日に初日を迎え、連日熱戦の土俵が繰り広げられている。二日目(12日)には序二段で“小よく大を制す”を地でいく取組が。約100キロの体重差をものともしない勝利に館内は沸き、視聴していたファンからも「天才少年、やっぱすごい」「末恐ろしい」といった声が上がっている。
スピードで圧倒した。序二段五十枚目で16歳の康誠(こうせい、秀ノ山)と、序二段四十九枚目の寺尾松(錣山)の一番。立合いは身長165センチ、体重67.9キロと小兵の康誠が低く当たって右にズレるという流れ。一方、身長176センチ、体重166.8キロの体格を誇る20歳の寺尾松はしっかりと受け止め、康誠の腕を捕まえにいった。
だが、康誠は素早い動きでこれを回り込むようにかわし、土俵際に追い詰められても懐に潜り込むような体勢から寺尾松の足を取り、そのまま土俵の外へ運ぶ“技あり”の内容で白星をつかんだ。
かつて「天才相撲少年」として話題を集めた康誠。先場所も寺尾松との“約100キロ差対決”を制して館内から喝采を浴びていたが、今場所も技術を遺憾なく発揮して勝利を収めた、ABEMAで中継を観ていたファンも衝撃を受けたようで、コメント欄には「天才少年、やっぱすごい」「これぞ相撲の醍醐味」「この年代でこの頭脳と踏み込み……末恐ろしい」「体重差100キロ近いのにすっご」「相手の力を引き出した、美しすぎる足取り」といった声が上がっていた。
(THE ANSWER編集部)