非情通告にドジャース監督「難しい会話だった」 35歳功労者を戦力外…苦渋の決断「彼はプロだった」
米大リーグのドジャースが、オースティン・バーンズ捕手をメジャー出場前提となる40人枠から外すDFA措置を取った。代わりに若手有望株のダルトン・ラッシング捕手を昇格させると14日(日本時間15日)に発表。デーブ・ロバーツ監督は同日のアスレチックス戦前、バーンズとのやりとりについて「間違いなく難しい会話だった。彼は生涯ドジャースの一員だ」と語った。

本拠地アスレチックス戦
米大リーグのドジャースが、オースティン・バーンズ捕手をメジャー出場前提となる40人枠から外すDFA措置を取った。代わりに若手有望株のダルトン・ラッシング捕手を昇格させると14日(日本時間15日)に発表。デーブ・ロバーツ監督は同日のアスレチックス戦前、バーンズとのやりとりについて「間違いなく難しい会話だった。彼は生涯ドジャースの一員だ」と語った。
35歳のバーンズはドジャース所属11年目で、野手としては現役最長だった。2015年にドジャースでメジャーデビュー。主に2番手捕手として、11年で612試合に出場。3度のサイ・ヤング賞左腕クレイトン・カーショー投手の専属捕手としても知られた。今季は13試合の出場で打率.214、OPS.519だった。
ロバーツ監督は「オースティンは数字をはるかに超えた存在。みんなから尊敬されていた。オースティンが投手陣にもたらした影響はこれからも続いていく」と敬意と感謝を口にした。事実上の戦力外を通告した際の様子については「彼はプロだった。球団の判断を尊重してくれた」と振り返った。
代わりに昇格するラッシングはMLB公式サイトの有望株ランキングで球団トップの24歳。捕手のほか、外野も守る。今季は傘下3Aで31試合に出場し、打率.308、5本塁打、OPS.938と強打を発揮していた。
ロバーツ監督によると、ラッシングは明日スタメン予定。今後は週に2度のペースで捕手として出場させる予定で、代打での起用も検討。外野で使う予定は現状ないという。
(THE ANSWER編集部)