本拠地パイレーツ戦

　米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は13日（日本時間14日）、本拠地パイレーツ戦に先発。3回のピンチのシーンでは得意の「お化けフォーク」で三振を奪った。切れ味鋭い1球に米投球分析家も注目。米ファンから「打者の魂を奪った」といった声が上がっている。

　異次元の落差だった。3回、連打を許して1死二、三塁のピンチを背負った千賀。2番アイザイア・カイナーファレファを追い込んで6球目、外に逃げるような“お化けフォーク”を空振りさせて三振を奪った。カイナーファレファはスイング後、バットから離した右手を地面についてしまうほど完全に泳がされた格好。千賀はスタンドのメッツファンから喝采を浴びた。

　米投球分析家ロブ・フリードマン氏は「コウダイ・センガ、安打不可能な84マイル（約135キロ）のお化けフォーク」とつづって、動画を公開。米ファンからは「打者の魂を奪ったな」「この空振り三振は馬鹿げてるな」といったコメントが寄せられた。

　千賀は続く3番レイノルズを三ゴロに打ち取り、大ピンチを脱出。4回までに7奪三振と快投を続けている。