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「苦しい時間も長かった」女子ゴルフ佐久間朱莉、初V後は涙→笑顔 昨年V逸号泣の22歳が語った感謝

女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディス最終日が20日、熊本空港CC(6565ヤード、パー72)で行われ、1打差の2位で出た22歳の佐久間朱莉(大東建託)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算11アンダーで悲願のツアー初優勝を果たした。1年前にはV逸で号泣。今回の優勝スピーチでは一転、笑顔で喜びを口にした。

佐久間朱莉【写真:Getty Images】
佐久間朱莉【写真:Getty Images】

KKT杯バンテリンレディス最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディス最終日が20日、熊本空港CC(6565ヤード、パー72)で行われ、1打差の2位で出た22歳の佐久間朱莉(大東建託)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算11アンダーで悲願のツアー初優勝を果たした。1年前にはV逸で号泣。今回の優勝スピーチでは一転、笑顔で喜びを口にした。

 ブレザーをまとい、優勝スピーチに臨んだ佐久間は笑顔が目立った。「なかなか勝てなくて苦しい時間も長かったんですけど、自分を信じて今日この日まで戦ってきてよかったと思います。私一人の力ではなくてマネジャーだったり、トレーナーさんだったり、スポンサーさんだったり、多くの方々に支えていただいたおかげ」。優勝を決めた瞬間は大粒の涙を流したものの、喜びを自分の言葉で口にした。

 混戦の終盤で粘り勝ちした。前半2番でバーディーを奪うと、4、6、9番でもバーディー。14番はシビアなパーパットを沈め、ピンチを脱した。同じ最終組で回った小林夢果の14番ダブルボギーで単独首位に。16番で1つ伸ばしたが、17番は長いパーパットを残すピンチ。なんとかねじ込み、大歓声に包まれた。

 2位の小林、大里桃子に2打差で迎えた最終18番パー5。第1打は右のバンカーへ入れたが、第2打はフェアウェーに刻み、第3打をピン右約4メートルに乗せた。安堵の笑みを浮かべてグリーンへ。バーディーパットは外したが、30センチほどのウィニングパットを決め、満面の笑みでバンザイをした。キャディー、同組選手とハグを交わすと、両目から涙。桑木志帆らとも抱き合い、また涙した。

 何度も優勝争いを演じながら、届かなかった栄冠。3歳でゴルフを始め、2021年6月のプロテストに合格した。昨季は首位で最終日を迎えたのが3度。2位3度、3位2度などトップ10はツアー9位の14度も入った。メルセデス・ランクは8位。約1年前には優勝に届かず号泣した大会もあり、いつ初優勝を遂げてもおかしくない状態だった。今季は5試合でトップ10は2度。最低でも22位と安定していた。

「引き続き応援した頂けたらうれしい」という言葉にも、実感がこもっていた。

(THE ANSWER編集部)



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