あのディープが三冠唯一の大ピンチ味わったレース、名手も「危なかった」 競馬ファン回想「あそこで…」
競馬のG1皐月賞(芝2000メートル)は20日に中山競馬場で発走となる。過去には多くの名勝負が生まれたレース。“日本競馬の結晶”とも言われるディープインパクトは2005年のレースで単勝1.3倍という断然の人気を背負い、圧勝した。ただ、後に無敗の三冠につなげる中で唯一、名手に「危なかった」と言わせたシーンも。現代の競馬ファンからは「あそこで落ちていたら…」「やっぱり異次元の強さ」といった声が上がっている。

G1皐月賞
競馬のG1皐月賞(芝2000メートル)は20日に中山競馬場で発走となる。過去には多くの名勝負が生まれたレース。“日本競馬の結晶”とも言われるディープインパクトは2005年のレースで単勝1.3倍という断然の人気を背負い、圧勝した。ただ、後に無敗の三冠につなげる中で唯一、名手に「危なかった」と言わせたシーンも。現代の競馬ファンからは「あそこで落ちていたら…」「やっぱり異次元の強さ」といった声が上がっている。
一瞬の“エアポケット”だった。デビューから無敗の3連勝で臨んだディープインパクトの皐月賞。多くのファンが圧勝を期待し、単勝1.3倍という支持の中でゲートインした。各馬一斉にスタートする中、7枠14番から出たディープは一完歩目で躓き、鞍上の武豊騎手がバランスを崩した。落馬寸前だったもの、何とか立て直して馬群に取りついた。後方の位置は“指定席”だったとはいえ、メンタル面すら心配される中でのレースとなった。
バックストレッチで徐々にポジションを上げていったディープ。3コーナーから大外を回って進出したものの少し手ごたえは悪く、4コーナーでは左ムチも飛んだ。だが、そこから末脚が爆発。一気に先団を飲み込むと、最後は手綱を控えながらも1着でゴール板を駆け抜けた。武豊はレース後、ディープを「飛ぶように走る」と称した一方で、スタート直後のアクシデントは「危なかった」と振り返ったほどだった。
その後、ディープは日本ダービー、菊花賞も圧勝し、史上2頭目となる無敗でのクラシック三冠制覇の偉業を達成。皐月賞でのアクシデントが大事になっていたら……と考えた競馬ファンからは「あそこでユタカさんが落ちていたら、日本の競馬史が変わっていた」「武さんだから落馬しなかった」「本当に落馬しなくてよかった」「やっぱり異次元の強さ」「落馬しかけてすぐに冷静な判断でき、尚且つレース展開まで計算する武豊騎手怖いw」といった声が上がっている。
今年の皐月賞もデビューから3戦無敗で臨む馬が2頭。G1ホープフルステークスから直行のクロワデュノール(斎藤崇)と、G3京都2歳ステークスから休養を経て臨むエリキング(中内田)が初の直接対決となる。
(THE ANSWER編集部)