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キャプテン坂本花織「ちょっとチキった」疲労は「限界突破」 SP僅か0.16点差の2位、取材に“花織節”連発【フィギュア国別対抗戦】

フィギュアスケートの国別対抗戦が17日、東京体育館で開幕。アイスダンスのリズムダンス(RD)、男子ショートプログラム(SP)、女子SPが行われ、日本は合計44点の2位につけた。女子SPで75.54点の2位だった日本のキャプテン・坂本花織(シスメックス)は演技後、「みんなこの疲労感の中、よく頑張ったなと思います」とチームメートを労った。

国別対抗戦で演技した坂本花織【写真:矢口亨】
国別対抗戦で演技した坂本花織【写真:矢口亨】

フィギュアスケート国別対抗戦

 フィギュアスケートの国別対抗戦が17日、東京体育館で開幕。アイスダンスのリズムダンス(RD)、男子ショートプログラム(SP)、女子SPが行われ、日本は合計44点の2位につけた。女子SPで75.54点の2位だった日本のキャプテン・坂本花織(シスメックス)は演技後、「みんなこの疲労感の中、よく頑張ったなと思います」とチームメートを労った。

 坂本は冒頭の2回転アクセル、続く3回転ルッツと着氷。3回転フリップ―3回転トウループの連続ジャンプでフリップの着氷が乱れたが、それでも首位の世界選手権女王アリサ・リウ(米国)に0.16点差の2位。日本の主将としてチームの盛り上げも担った。

 取材では明るく笑いを交えながら演技、チームの雰囲気について語った。以下、演技後の坂本の主な一問一答。

――演技を振り返って。

「体の動きも良かったので、今までより『心配だなぁ』などはなく、緊張感も世界選手権ほどでもなかったので楽しくできました」

――フリップでバランスを崩した。

「多分引いたらいけたんですけど、ちょっとチキっちゃいました(笑)。思い切っていけば多分、いけました」

――日本勢が苦しい中で踏ん張った。

「みんなこの疲労感の中、よく頑張ったなと思います」

――疲労感はどれくらいあるか。

「もう疲労感、通り越してます。限界突破(笑)。これも一つの経験として、こういうパターンもあるんだなっていうのを経験できたので、これはこれでよかったと思います」

――千葉百音からは「団長」と言われていた。自身の役割はどうか。

「前回より、みんなで役割分担できているかなと思うので。前回は自分がやらなきゃみたいな感じで頑張りすぎた部分もあるんですけど、今回はみんなで楽しめてるなっていうのはあるので、自分もあんまり負担なく楽しめています」

――演技もキャプテンだからということもなく。

「あ、でも中野先生から送り出される時に『団長やから頑張って』って言われました(笑)。盛り上げ隊長やったか、応援団長やったか、なんかそんな感じのニュアンスのことを最後の最後に言われました」

――キス・アンド・クライの赤い傘や、佐藤駿がつけた「今日の君は120点」のタスキはキャプテンの発案か。

「いや、タスキは前回からの引き継ぎで。前回も駿君がフリーの後、あのタスキをつけて、今回もつけられたので。『あ、デジャブ……』と思いながら」

――前回大会で使ったものと同じか。

「2年間置いて……保持保持! 保持してて(笑)。今回も使ったって感じです。(タスキは繋がないと?)そうですよ。受け継いでいかないといけないから」

――佐藤駿は体調不良の中で滑り切った。

「体調不良で滑るって本当にしんどくて。体力的にもしんどいし、自分も結構、胃腸弱い系なので、体調崩して滑ることが本当に多いので。その大変さがやっぱわかるので。その中でよく乗り切ってショート滑ってくれたので、なんとか明日まで持ってくれたらいいなって思っています。今、本当に早く寝てくださいっていうのは伝えました」

――チームの雰囲気は。

「年齢層が前回よりも近いので、お互い上だから、下だからと気を遣わずにみんなが思う存分楽しめてるかなって思う。チームの雰囲気としては最高にいいと思います」

(THE ANSWER編集部)



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