敵地パドレス戦

　米大リーグ・カブスの今永昇太投手は15日（日本時間16日）、敵地パドレス戦に先発登板。味方のエラーが相次ぐ悲運もあり、5回1失点（自責0）で勝ち負けつかず。試合後に指揮官は、「ショウタは素晴らしかった」とかばっている。

　不運が重なり失点した。0-0と打線の援護なく迎えた5回2死。強打者マチャドに対し、ファウルフライかという当たりを、味方が落球する失策が立て続けに起こった。続く9球目の速球を左中間スタンドへ運ばれて失点。悔しい先制点を許し、5回1失点で降板となった。

　米イリノイ州地元局「マーキースポーツ・ネットワーク」の試合後番組で、カブスのクレイグ・カウンセル監督は、「ショウタは素晴らしかった。球数を投げさせられたけど、それでも素晴らしかった」と悲運のエースを擁護した。

　続けて守備の乱れが続いたシーンには、「マチャドを称賛しなきゃいけないな。我々がプレーを決められなかったことにはイライラするけれど、あの場面はマチャドを褒めなければいけない」と、集中力を切らさなかった相手打者を称えていた。

　チームは6回に追いつき、延長10回にもつれ込んだ接戦を、2-1で制した。