F1で「今まで見たことない」トラブル 角田裕毅も被害…チーム代表が説明「調査する必要ある」
自動車レースのF1は現地13日に第4戦バーレーングランプリ(GP)の決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(レッドブル)は9位入賞。日本GP直前に親チームに昇格してから初のポイントを獲得した。一方で、ピットでのトラブルに巻き込まれる場面も。代表のクリスチャン・ホーナー氏は「今までに見たことがない」と危機感を募らせている。

バーレーンGP
自動車レースのF1は現地13日に第4戦バーレーングランプリ(GP)の決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(レッドブル)は9位入賞。日本GP直前に親チームに昇格してから初のポイントを獲得した。一方で、ピットでのトラブルに巻き込まれる場面も。代表のクリスチャン・ホーナー氏は「今までに見たことがない」と危機感を募らせている。
角田は決勝を10番グリッドからスタート。11周終了後にピットインしたが、タイヤ交換が完了してもマシンの発進を促す信号の不具合で、時間を大幅にロスする結果となった。これには角田もチーム無線で「黄色いのが点滅していたよ! なんてこった」と不満を漏らしていた。
F1公式サイトは「『妥当だ』 ホーナー、バーレーンGPでのツノダのポイント獲得を評価、レッドブルのピットストップでの問題の原因を説明」との見出しで記事を掲載した。ホーナー氏はトラブルについて「最初のピットストップでマックスがピットインしたが、ライトが何も点灯しなかった」と言及。角田の同僚、フェルスタッペンのピットインでも問題があったことに触れた。
最初は技術者の一人が「ボタンを十分に強く押さなかった」ことによる問題だと思っていたという。だが、角田のピットでも同様の問題が起こり、ホーナー氏は「調査する必要がある。ガントリーの配線に問題があったと聞いたばかりだ」と原因を説明。「今までに見たことがない問題だ」と危機感を募らせた。
それでも角田は終盤にドゥーハン(アルピーヌ)をオーバーテイクし、9位浮上。そのまま57周を走り切った。ホーナー氏は「ユウキは非常に堅実な週末を送ったと思う」と一定の評価。「ポイント圏内でフィニッシュし、かなり良い走りを見せてくれた」と賛辞を送っている。
(THE ANSWER編集部)