[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

大雨の女子ゴルフ激闘でも淡々と優勝 安田祐香が「怒るのは無駄」と高校時代に培った冷静さ

会見で明かした淡々とプレーできる理由「周りの選手も嫌な気分になるので」

 冷静で感情の起伏を感じさせないプレー。会見では、それができる理由も明かした。

「普段の生活から怒るのは無駄だと思っています。特にゴルフ中は怒ったりしていると、一緒に回っている選手も嫌な気分になるので、常に一定に保つようにしています。高校生ぐらいからできるようになりました。ミスショットがあれば『練習しよう』という感じで」

 高校時代は、同学年の古江彩佳、西村優菜、吉田優利としのぎを削った。プロテスト合格後は2000年度生まれの「プラチナ世代」と呼ばれ、注目された。しかし、ライバルたちはルーキーイヤーから活躍する中で、安田は2シーズン連続でシード落ち。3人は今、米ツアーを主戦場としているが、「自分のスタイル」を貫くつもりだ。

「まだ追いついたとは思っていません。自分はもっと日本で頑張って(国内ツアーを)盛り上げたいです。今のところ(米ツアーに)行きたいとは思っていません」

 2位で終えた前日には、青木瀬令奈が師事する大西翔太コーチから電話で「上位にいるんだから、調子が良くなくても自分のゴルフに徹すればいいよ」と激励された。「元気が出た」。オフにタイ合宿で特訓したアプローチ、パットも冴え、目標にしていた「前半戦での優勝」も達成。今後の目標を問われ、「また前半戦の内に優勝争いをして、複数回優勝をしたいです」と返した。

 自分のペースで花を咲かせた24歳。今後も表面的には淡々としつつ、心に闘志を燃やして「次の1勝」を目指す。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集