海外F1関係者が“日本人の美徳”に感服「最も行儀の良いファンだ!」 鈴鹿で目の当たりにした礼儀
6日まで三重県の鈴鹿サーキットで行われた自動車レースのF1第3戦・日本グランプリ(GP)は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の今季初優勝で幕を閉じた。ドライバーだけでなく、多くの関係者が来日したレースについて、会場を訪れたF1認定の写真家は“日本人の美徳”に改めて注目。「日本の人々には感服する」「君たちはゴールドスタンダードだ」などと語っている。

6日に閉幕したF1日本GP
6日まで三重県の鈴鹿サーキットで行われた自動車レースのF1第3戦・日本グランプリ(GP)は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の今季初優勝で幕を閉じた。ドライバーだけでなく、多くの関係者が来日したレースについて、会場を訪れたF1認定の写真家は“日本人の美徳”に改めて注目。「日本の人々には感服する」「君たちはゴールドスタンダードだ」などと語っている。
秩序が守られていた。ハンドスピーカーでアナウンスする係員の言葉をしっかり聞いていたファン。入場ゲートから誘導されてゆっくり進み、列を乱すものはいなかった。ステージに到着したファンは指示に従ってその場に座り込んで待機。レース後、トラックに移動したファンもフェンス越しにドライバーたちが見えても、ルールを守った観戦を続けた。
この場面を目撃したF1認定の写真家キム・イルマン氏は自身のインスタグラムを更新。「日本のファンは、どのF1グランプリのイベントでも最も行儀の良いファンたちだ!」とつづって、写真を投稿するとともに、日本GPの思い出を語った。
動画内でイルマン氏はレース当日の様子について「メガホンを持ったこの男性が、彼らに7分間指示を出しているのを見るのは魅力的だった。9時になってすぐに合図が出されると、左側の人々はグッズゾーンに走っていく。はたまた右側の人々は、数人の警備員の後ろで、非常にゆっくりと落ち着いて歩いて、ファンステージに向かっていた。これは日本の文化を象徴している。とても信心深く、礼儀正しくて、思いやりがある。これは他の多くの国で起こることではない」と日本人ファンのマナーを称賛し、こう続けた。
「この人々がステージエリアに到着すると、彼らはみんな座るんだ。そしてイベントが始まるまで辛抱強く待っている。同様に、レースの後にはトラックへの入場が起こる。しかしそれはオーストラリアやイタリアの、ただただ狂ったように走っていくのとは別物だ。彼ら(日本人)はとても落ち着いてトラックを横切る。そしてみんなが正しいことをする」
整然と表彰式のセレモニーを見守っていたことにも触れ「誰もこの隙間に立ったりしていない。誰かがこの隙間から飛び越えることは容易なのに。これは数年前にオーストラリアで起こったことと正反対だと言える。彼らは実際に板で隙間を塞ぐ必要があった。そうしても人々はこれを蹴り倒そうとしていた。日本の人々には感服するよ。君たちはゴールドスタンダードだ」と語った。
イルマン氏は日本GP開催中にも同様の投稿をして、日本人ファンのマナーの良さを称賛。レースが終わってから、その思いをさらに強くしたようだ。
(THE ANSWER編集部)