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日本ボクシング界に「新たなスター誕生の予感」 アマ世界王者の大物8連打TKOプロデビューにファン衝撃「右のロマチェンコ」

ボクシングのトリプル世界タイトルマッチ「U-NEXT BOXING.2」が13日、東京・両国国技館で行われ、アンダーカードの117ポンド(約53.07キロ)契約8回戦でプロデビュー戦の坪井智也(帝拳)がWBOアジアパシフィックバンタム級2位ブーンルエン・ファヨン(タイ)に2回2分34秒TKO勝ち。アマチュアで日本人初の世界選手権優勝を果たした28歳の金の卵が衝撃のプロデビューを飾った。

ブーンルエン・ファヨンにTKO勝ちした坪井智也(奥)【写真:徳原隆元】
ブーンルエン・ファヨンにTKO勝ちした坪井智也(奥)【写真:徳原隆元】

坪井智也が2回2分34秒TKO勝ち

 ボクシングのトリプル世界タイトルマッチ「U-NEXT BOXING.2」が13日、東京・両国国技館で行われ、アンダーカードの117ポンド(約53.07キロ)契約8回戦でプロデビュー戦の坪井智也(帝拳)がWBOアジアパシフィックバンタム級2位ブーンルエン・ファヨン(タイ)に2回2分34秒TKO勝ち。アマチュアで日本人初の世界選手権優勝を果たした28歳の金の卵が衝撃のプロデビューを飾った。

 プロデビュー戦とは思えない落ち着き、そしてフィニッシュだった。ゴング直前まで笑みにも取れる表情を浮かべ、余裕をのぞかせた坪井。素早い連打などで攻勢に出ていたが、あっという間に決着の時は訪れた。2回に早々とダウンを奪うと、残り30秒を切ったあたりで相手をコーナーに追い詰めて猛ラッシュ。8連打を浴びせ、最後は強烈な右が相手の顔面をとらえ、キャンバスに崩れ落ちた。レフェリーが試合を止め、TKO勝ち。衝撃の内容に会場も騒然となった。

 11歳でアマボクシングを始め、全日本選手権は4連覇を含む5度の優勝を誇る。抜群のスピードを武器に、2021年世界選手権で日本人初優勝の快挙を達成した。しかし、パリ五輪出場を逃し、24年6月にアマから引退。プロに転向となり、試合を見守ったファンからは「デビュー戦には見えない完成度」「坪井強すぎるやろ」「ここまでの手数王久々に見た気がする」「右のロマチェンコ」「新たなスター誕生の予感」とX上でさまざまな反応が上がった。

 リング上のインタビューでは「今までアマチュアでやってきて、こんなにお客さんが埋まるところでやったことがない。楽しめました。本田会長の指導の下、世界を見据えて頑張っていきたい」とさすがの大物感を漂わせた。

(THE ANSWER編集部)



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