レッズとのオープン戦

　米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手は4日（日本時間5日）、米アリゾナ州グレンデールで行われたレッズとのオープン戦で、5回にドジャースに移籍後初登板。宝刀スプリットで2者連続三振を奪う投球に米記者は「フェアじゃない」と脱帽している。

　1-2の5回、佐々木は先発した山本由伸投手のあと、2番手としてマウンドへ。観客から大歓声を浴びた。初球から99.2マイル（約160キロ）を投じ、1球で遊ゴロに仕留め初のアウトを奪取。2人目に安打を許し、続く打者も死球で出すも、宝刀スプリットで2者連続奪三振。両打者ともに固まったようにその場に立ち尽くして見逃し。ピンチを切り抜けた。

　米スポーツ専門局「ESPN」のアルデン・ゴンザレス記者は自身のXで佐々木の奪三振に反応。鋭く落ちたスプリットについて「このスプリットの深さよ。いやぁ凄い。3月上旬にこんな球と勝負しなきゃいけないなんてフェアじゃない」と脱帽していた。

　佐々木は、2イニング目は先頭のデラクルーズに左翼線二塁打を打たれる。その後は見逃し三振、中飛、四球と続き、2死一、二塁で7番マルテと対戦。暴投でそれぞれ走者を進めたが、一邪飛に打ち取って無失点だった。