30歳・安藤友香が日本女子トップ11位 歴代5位タイムでケベデ連覇、男子は市山翼が日本人1位で世陸代表に名乗り【東京マラソン】
9月の東京世界陸上代表選考会を兼ねた東京マラソン2025が2日、東京都庁~東京駅前・行幸通りの42.195キロで行われ、各選手が一斉にスタートを切った。女子では前回優勝者のストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)が2時間16分31秒で連覇を果たした。大会歴代5位の好タイム。東京五輪1万メートル代表の30歳・安藤友香(しまむら)が2時間23分37秒の11位で日本勢トップだった。男子はT.タケレ(エチオピア)が優勝。10位の市山翼(サンベルクス)が2時間6分0秒で日本人1位だった。

東京マラソン
9月の東京世界陸上代表選考会を兼ねた東京マラソン2025が2日、東京都庁~東京駅前・行幸通りの42.195キロで行われ、各選手が一斉にスタートを切った。女子では前回優勝者のストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)が2時間16分31秒で連覇を果たした。大会歴代5位の好タイム。東京五輪1万メートル代表の30歳・安藤友香(しまむら)が2時間23分37秒の11位で日本勢トップだった。男子はT.タケレ(エチオピア)が優勝。10位の市山翼(サンベルクス)が2時間6分0秒で日本人1位だった。
スタート時点の気温は13度。前回優勝者のケベデが5キロ地点ですでに抜け出す中、パリ五輪補欠の細田あい(エディオン)、昨年3月の名古屋ウィメンズを制した安藤らが日本人先頭集団を形成した。5キロを16分42秒、10キロを33分15秒で通過。男子出場者とともに30人以上の集団で走る中、細田が接触した足元を気にする場面もあった。
13キロ付近で細田が遅れ始める展開。15キロ地点では、49分48秒で通過した安藤に6秒差をつけられた。先頭のケベデは1時間6分20秒で折り返し。昨年自己ベストで更新した大会記録2時間15分55秒を大きく上回るペースで独走した。日本人先頭の安藤は1時間10分8秒、続く細田は1時間11分0秒で折り返した。
ケベデは30キロ地点を1時間34分44秒で通過。シファン・ハッサン(オランダ)が持つ歴代3位の2時間13分44秒を上回るペースで快走した。日本勢では先頭の安藤が1分39秒57で通過し、細田との差を3分8秒に広げて終盤に突入。安藤が11位で日本勢トップとなった。細田が2時間27分43秒の13位で日本勢としては2位だった。
東京世界陸上の代表は最大3枠。日本陸連のJMCポイントランク1位で条件を満たした選手、参加資格有効期間(23年11月5日~25年5月4日)に日本記録をマークし、保持した選手が内定。さらに女子は今大会と3月9日の名古屋ウィメンズまでの選考対象レースで参加標準記録2時間23分30秒を突破した選手から総合的に判断される。
大阪国際女子では小林香菜(大塚製薬)が日本歴代10位の2時間21分19秒で日本人トップの2位。パリ五輪6位の鈴木優花(第一生命グループ)が自己ベスト2時間21分33秒で同2番手に入り、有力候補に挙がっていた。
(THE ANSWER編集部)