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代理人は「エンゼルスに行けと…」 ド軍入りキム・ヘソンが8億円超捨てたワケ「意味がなかった」

米大リーグ・ドジャースに新加入した韓国人内野手のキム・ヘソンが、契約に至るまでの裏側を韓国メディアに明かした。韓国プロ野球からポスティングシステムを使って米球界挑戦を目指し、オファーしてきたのは4球団。その中で代理人には「エンゼルスに行け」と言われながらもドジャースを選んだ理由も明かしている。

ドジャースのキム・ヘソン【写真:荒川祐史】
ドジャースのキム・ヘソン【写真:荒川祐史】

オファーが来たのは4球団

 米大リーグ・ドジャースに新加入した韓国人内野手のキム・ヘソンが、契約に至るまでの裏側を韓国メディアに明かした。韓国プロ野球からポスティングシステムを使って米球界挑戦を目指し、オファーしてきたのは4球団。その中で代理人には「エンゼルスに行け」と言われながらもドジャースを選んだ理由も明かしている。

 キム・ヘソンは韓国の放送局「SBS」が運営するYouTubeチャンネル「Off the TV」のインタビューに応じた。自身にオファーしてきたのはドジャース、マリナーズ、エンゼルス、カブスの4球団で「今だから言えますけど、エージェントにはエンゼルスに行けと言われたんです」と契約の裏側を明かしている。

 最後に選択肢として残ったのがドジャースとエンゼルス。聞き手で元韓国代表のイ・テックン氏が「もう終わったことだから言うけど、ヘソンには弱いチームの主力として活躍してほしかった」と口にすると「エージェントにも同じことを言われました」と苦笑いだ。

 契約総額も「エンゼルスのほうが大きかった」という。ドジャースとは最大5年2250万ドル(約33億8400万円)の契約だが、エンゼルスの提示は2年保証、最大4年という契約。金額も「(初年度から)400万、400万、1000万、1000万の2800万ドルでした」という。総額で見れば550万ドル(約8億2700万円)の違いがあった。

 それでもドジャースを選んだ理由は、韓国での経験にあるという。所属していたキウムは2019年、22年とプレーオフを勝ち抜き韓国シリーズへ進出した。

「その時の気分がとても良かったんです。でも23、24年はポストシーズンにも行けなかった。そこで感じたんです。野球は(チームの)成績がついてくれば人がもっと興奮して、さらに発展できるんだなって」

 エンゼルスの契約にはマイナー拒否権があったが「僕は行ってダメなら落ちるべきだと思っているので、それは意味がなかった」とキッパリ。「それならドジャースに行って、最高のチームの一員になりたいと思ったんです。選手層(が厚い)のは気になりませんでした。ただ行って、最善を尽くしてぶつかってみようと。人生で1回あるかないかの挑戦ですから」と、当時の心境を口にしている。

(THE ANSWER編集部)



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