「なんで僕に乗ってないの?」 走るダービー馬の視線の先に競馬ファン和む「不思議そう」「あれっ?」
中央競馬のG2アメリカジョッキークラブカップ(AJCC、芝2200メートル、18頭立て)が26日に中山競馬場で行われ、単勝1番人気に推されたダノンデサイル(牡4・安田翔、父エピファネイア)が直線差し切って、昨年のG1日本ダービー以来の重賞3勝目を挙げた。異例のローテーションで臨んだレースは、スタート直後に見せた仕草が話題に。ネット上の競馬ファンから「チラチラ見てて可愛かった」「不思議そうに走ってた」といった声が上がっている。

G2アメリカジョッキークラブカップ
中央競馬のG2アメリカジョッキークラブカップ(AJCC、芝2200メートル、18頭立て)が26日に中山競馬場で行われ、単勝1番人気に推されたダノンデサイル(牡4・安田翔、父エピファネイア)が直線差し切って、昨年のG1日本ダービー以来の重賞3勝目を挙げた。異例のローテーションで臨んだレースは、スタート直後に見せた仕草が話題に。ネット上の競馬ファンから「チラチラ見てて可愛かった」「不思議そうに走ってた」といった声が上がっている。
すぐに寄っていった。乗り替わりとなった戸崎圭太騎手を背に8番ゲートから好スタートを切ったダノンデサイル。先頭争いをする外枠の各馬を見ながら走ると、11番ゲートから出たマテンロウレオがかわしていった。その鞍上は、ダービーや有馬記念などデビューからずっとコンビを組んでいた横山典弘騎手。ダノンデサイルはマテンロウレオを“ガン見”するように首を左に傾けて走っていた。
レースを観ていた競馬ファンはダノンデサイルの偶然のような仕草にすぐに気づいたようで、ネット上では大盛り上がり。「ダノンデサイルの不思議そうに典さん見ながら走ってる姿がとても良かった」「ダノンデサイル君がマテンロウレオに乗ってる典さん見つけて横向いてたの好き」「『なんでなんで???なんで僕に乗ってないの?』ってなっちゃったんやろうなぁ」「レース中 ダノンデサイルが典さん見つけて チラチラ見てて可愛かったです」「あれっ、ノリさん!?え?じゃあ今上に乗ってるの誰!?ってなってたら面白い」と心情を妄想する声が上がり、和んでいた。
レースは3コーナー手前から押し上げていったコスモキュランダと、先団から抜け出しを図ったマテンロウレオが坂下で先頭争いをするところで、外の9番手を進んだダノンデサイルが直線の坂を上がったところで2頭を差し切って勝利。有馬記念から中4週のローテーションで、前年ダービー馬のAJCC優勝はスペシャルウィーク以来26年ぶりとなった。
以前、安田翔伍調教師は自身のXで今回のAJCCについて、横山騎手に先約があることと、「レースにおいて新しい意見を求めるという意図」から戸崎騎手に依頼しており、見事なエスコートを見せた。
(THE ANSWER編集部)