世界11位セバストワを最後は弾丸サーブで撃破、WTA「エースが決め手！」

　テニスのブリスベン国際は3日、女子シングルス準々決勝で世界ランク5位の大坂なおみ（日清食品）が同11位のアナスタシヤ・セバストワ（ラトビア）に3-6、6-0、6-4で逆転勝ち。4強進出を決めた。昨年は2戦2敗の難敵に対し、最後は弾丸のようなサービスエースで決着。実際の瞬間をWTAが動画付きで「エースが決め手」と賛辞を送り、海外ファンも「この動画を5回見て、今もこのエースに驚いてる」と反響を呼んでいる。

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　大坂が神経を研ぎ澄ませた。マッチポイント。左手でボールを上げると、180センチの全身を使って右手でラケットを振り抜いた。弾丸のように、ストレートに放たれた一撃が相手コートを襲う。セバストワも懸命にラケットを伸ばすが、触れることすらできない。圧巻のエースで決着だ。一躍、場内は喝采に包まれ、ブリスベンの太陽に照らされた大坂の笑顔が映えた。

　WTA公式ツイッターは「エースが決め手！　ナオミ・オオサカがブリスベン国際で準決勝へ！　セバストワを3-6、6-0、6-4で破って復帰！」とつづり、実際の瞬間を動画付きで公開。「オオサカの虜だ…素晴らしい結果、いつも勝利を応援するよ！」「美しく素晴らしい選手」「この動画を5回見て、今もこのエースに驚いてる」「よくやったオオサカ」と海外ファンも喝采だ。

　この日は昨季の年間最優秀コーチ賞を受賞したサーシャ・バインコーチの表彰式もあり、恩師の快挙に花を添えた。ちょうど1年前は世界ランク60位台だったが、そこからバインコーチと快進撃を演じ、たった1年で女子のトップ5選手となった。ミスから簡単に崩れる姿はもうない。進化を遂げる21歳が、まずは開幕戦Vを手土産にして今年初の4大大会全豪オープンへ向かう。